湯の花小屋の後は、ひたすら長湯温泉へ車を走らせます。
山道を走り、村を過ぎ、また山へ入り、、、
1時間かけて長湯温泉に到着。
といっても、本当に小さな集落。
お腹すいた!
まずはご飯。
数件ある食堂のひとつへ。
ガニ湯温泉天風庵
名物 ガニ湯うどん!
食堂の前のガニ湯にまつわる伝説からのうどん。
脱皮したてのカニ ソフトシェルの天ぷらが乗っている。
たっぷりのネギとおぼろ昆布もいい。
思った以上に美味しい!お腹すいてたしね。
とり天も揚げたてで油が軽い。
やっとの食事、大満足。
さて、お昼の後は今回の目的の高濃度炭酸泉をとにかく味わう。
旅の目的の二軒のうちのひとつ
長湯温泉 ラムネ温泉館
この看板は南伸坊さんデザイン。
そうじゃなきゃメンバーの男子と来ないわ。
内風呂には浴槽が三つ。
誰もいない夜に撮った写真がこちら。
メンバーの男子もあの泡には驚いてました。
40度ぐらいの白濁してとろりとしたお湯が。
このお湯にもかなりの濃度で炭酸が溶けている。
気持ちいい。
匂いはほとんどない。
そして、外のお湯。
(これはネットで拝借した写真です)
炭酸濃度は1300PPM。ものすごい!
ただし、湯温は32度。ほぼ水です、、、
炭酸は温度に比例して抜けてしまう。
ここはこの温度だからこその濃度。
この日は晴れて気温も20度超えてたから入れたけど真冬はさすがに無理だよなぁ。
さあ、うわさの炭酸泉に浸かります。
無臭無色透明のお湯。
なのに、体を沈めてすぐに全身を細かい炭酸の泡が包み込む。
びっしり泡が密着。
いや、これ、本当にすごい。細かい泡が隙間なく密着。
トライフォビアの人には凝視できないだろう。
泡がびっしりついた手首を片方の手で包み込むと、柔らかい泡がプチプチ弾ける。
小さな小さなプチプチを潰してるみたい。
面白い。
泡を払ってもすぐに着く。
それはもう、本当に驚き。
こんな温泉は初めて。
白骨温泉の泡の湯に行った時も驚いたけど、こちらは透明なので余計に泡の密着のすごさが目に見える。
面白いんだけど、水温32度はやっぱりやや寒い。
炭酸で血行は促進されているんだろうけど、お湯に浸かる暖かさの気持ち良さがないのは、癒し感が低め。
まあ、露天なので日差しが気持ちいいのでこの日はまだよかったけどね。
40分ほど楽しみ、一旦出ました。
続いて、1番の目的、七里田温泉へ。
長湯からは車で10分ほど。
メインの通りを少し外れたところにこの建物が。
小さな川沿いの建物が下湯。
鍵をかけて入り、中から鍵を閉めます。
七里田温泉館です。
この建物にも木の葉の湯というのがありますが、目指すは下湯。
こちらで受付して鍵をもらい、混んでるので1時間までね、と言われて館を出て坂を下ります。
上で人数管理をしてるんですね。
JAだった場所を温泉にした公共のもの。
以下にも地元に愛されている立ち寄り湯という感じ。
こちらのお風呂、6人で満員な感じの小さな湯船。
(ホームページから拝借写真です)
こちらは湯温は37度で炭酸濃度が1000PPM以上。
先ほどまで32度に入っていた体には温かい、、、
こちらも同じく肌に泡が密着する。
柔らかくプチプチと泡に覆われ、体温とほぼ同じのぬる湯に浸かるとなんだか時間を忘れます。
見知らぬおばちゃん達と6人でこの小さな浴槽に浸かりながらウトウト、、、
あっという間に1時間が経ちました。
長湯のラムネ温泉館よりやはり温度が温かい分気持ちいい。
しかも、室内なのでより温かいのかも。
とはいえ、なんともいえない古びた閉鎖空間。
鄙びたというより、古びたかな、、、
庶民的です。
炭酸濃度の濃さは本物で、お風呂には寝転ばないようにと注意書きが。
低いところに炭酸ガスがたまっているようで、死者が出たこともあるそう。
湯船のすぐ横の床のすれすれに換気扇が回ってました。
こんな温泉入ったことはない!
秘湯中の秘湯ですね。
余った時間で、もう一軒、
万象の湯へ。
こちらは、川沿いに露天風呂があり、気持ちよかった。
ウリはプクプク水風呂。
こちらは完全に水の炭酸泉。
よーくあったまってから入ってみたけど寒いは、七里田やラムネ温泉館の方が泡の付きは良く、早々に引き上げました。
ここまでで、予定の5時に。
本日東京に帰るメンバーの飛行機はもう出ないと間に合わない。
私は1人長湯温泉に残り、タクシーを見送りました。
プランは完全制覇です!