始まりからトラブル続きだったこの旅。
フェリアは素敵な思い出で締めくくられました。
セビージャにきてから何事もなく平和に楽しく過ごしてました。
確かに、、、このままで終わって言い訳はなく。
プライベートカセタで立ち飲みしてると、隣にいたYさんのところに水がきた。
「えっ、Yさん、水なんですか?」
と聞いた私にしなだれかかるようにしてきたYさん、
ふざけているのかなと思った瞬間、
ば〜ん!!
突然後ろに倒れた、、、
意識を失ったYさん。
少し痙攣もある。
えっ?えっ?どうしたの?なに?なんで?
そんなに飲んでたわけではないので酔ったとも思えない。
どうしていいのかわからずに、おろおろしているMちゃんと私。
イスマエルはたまたま友達と談笑でここにいない。
すると、カセタの奥から男性が2名やってきて、yちゃんの頚動脈を確認。
なにやらスペイン語で話して、1人が足を持ち上げる。
そばにいた女性陣が椅子をくっつけて移動できるようにしたけど、動かさないでという指示。
Yさん手を握る私の横でMちゃんは扇子で扇いでいたけど、やはりカセタにいたスペイン人のおばさまが扇ぎ方が不服なのか、扇子を奪って扇ぎ続けてくれる。
スペイン語の会話なのでさっぱりわからない。
そのうちYさんが意識を取り戻した。
男性陣とYさんが少し会話をし、様子を見て椅子に移動。
よかったぁ、意識取り戻した、、、
しばらく風通しのいいところでお休みすることに。
後で、スペイン語のわかるYさんに教えてもらったけど、手慣れた様子で介抱してくれた男性陣はお医者さんだったらしい。
だから、頚動脈をみてたのね、、、
本当にラッキーでした。
お医者さんがいなかったら、慌ててしまって何もできず救急車をよんでたかも。
このフェリアの前が忙しくて疲れていたYさん、なのに楽しみにしている私たちをこうして2日もフェリアに連れてきてくれて限界だったみたい。
本当にYさん、ありがとう。。。
で、踊り場の隅で休憩。
生バンドが帰ってしまって子供の遊び場になっている。
氷を加えて近寄ってきたと思ったら、逃げていく。
ほっておくとまた近寄ってきたので、日本語で、
「なーに、氷食べてるの?美味しい?つめたい?」
って、話しかけるとおずおず近寄ってきた。
で、英語ていくつって聞いたけど、英語はわからないらしい。
お母さんが、名前と年を教えてくれた。
彼は、ハビエル君、六歳。
私は日本語で話してただけだけど、言葉は分からなくても通じるものね。
とっても楽しい時間を過ごしました。
Yさんの調子も戻り、さあ、帰りましょうか。
外はすっかり暗くなり夜のフェリアもきれい。
さよならです。
イスマエルとも別れ、Yさん、Mちゃん、私で市バスで帰る。
そのバスの中では、最後にハッピーな出来事が。
前に座ってたいい感じに酔ったお爺さんが、気分良くセビジャーナスを歌い出した。
すると、手拍子とる人、足でコンパスをとる人、声をかける人、、、
バス全体が大盛り上がり。
フェリアは素敵な思い出で締めくくられました。