気になる美術展が二つ。
伊藤若冲と与謝野蕪村
ルネ マグリット展

どちらも六本木。

ならば、両方いっぺんに!と意気込んで日曜日に行ってきました。

五月いっぱい開催されてるとはいえ、GWは旅行だし、意外に行ける日がないから、、、

で、まずは若冲と蕪村展、サントリー美術館へ行ってきました。

若冲は、六本木ヒルズの森美術館オープン企画展で出会って衝撃をうけた画家。

この平成でも現代アートとして通用しそうな江戸時代の奇才。

与謝野蕪村は私は俳人のイメージしかないので、余計にこの組み合わせ展示が興味をそそる。

二人とも同い年、江戸時代を自由に生きた二人。

{A2E591FC-9969-46A8-B8BD-7A7E411DD52E:01}

さて、この展示、マニアックなので空いてるかと思いきや、意外にも混んでました。

せっかくなので、オーディオガイドも借りてスタート。

思ったより墨絵が多くて若冲の奇才っぷりより表現技術が目立つ。

紙の特性をいかした筋目書きの表現、緻密な表現、、、

気に入ったのは、
箒と仔犬  仔犬のまるっ濃い感じが可愛い

白い鷹の絵 鷹の羽が透けていて迫力と美しさ

そして、与謝野蕪村
俳人なので、その人間観察眼からか、人の描き方がなんとも愛嬌がある。

気に入った絵のひとつ、自画像。
蛍の光を集めて学問しても、気を許して居眠りすれば、お尻の穴から学問が抜けて行く
という句がついている
{86068577-63FF-4A0A-A280-36D8FFFDF5F7:01}

他には、友人と二人で歩いているとこで雨に合い、雨傘をさす二人。
着物の裾を濡れないようにたくし上げ、蕪村は閉じ高さの中に身を縮め、友人はひっくり返った傘の下陽気に。

蕪村の絵は、まるで、四コママンがのよう。
当時の人々の様子が愛を持って描かれている。

なかなか面白い展示でした。

疲れちゃって、とてもマグリット展は行けなかったので、また出直しです。