アバターで3Dにはまった私。

その後、アリス イン ワンダーランド、トロン、オズの魔法使い、ライフ オブ パイ
と3Dならではの映像感動を味わいたくて劇場へ足を運んだ。

が、、、

アバター以上の3Dならでは作品には出会えず、

トロンはデジタルの空間に迷い込んだ感じが3Dだからこそ描けたとは思うけど、デジタル空間の表現が単調で尻すぼみな感じ、、、

ライフ オブ パイは、海の上でおきるクジラや夜光虫の幻想的なシーンが3Dならではだったけど、話の筋の最後のオチが衝撃的すぎて、映像の感動は薄れてしまった。
それに、前半の現実世界にでてくるインド人の親父の裸が3Dで近寄ってくるのはちょっとひいた、、、

でも、ゼロ グラビティは、年末の公開から耳にする評価は、
3Dによって始めて宇宙遊泳が味わえた!

無重力感が伝わる!
という興味深いもの。

3Dならでは作品を求める私としては、今度こそ、イケてるんではないかと気になって気になって、、、

ついに、先週いってきました。

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しかも、何かにIMAXで必ず見るように記載があったので、わざわざIMAXの劇場を探して!

たしか数年前までは、いくつかIMAXの劇場があったはず。
なのに、今では都内は木場のみ!

三連休、何気にバタバタで、ネイルサロンにも美容院にも行きたいという女子的ニーズより3D映画を優先して、木場までいってきました。

ちゃんと3Dが効果的に見える真ん中の席を予約して、、

映画の感想ですが、、、

登場人物はほとんど二人というか一人というか。

宇宙でアクシデントに見舞われ地球に帰るための話。
ほとんど場面に変化はない。

なのに、飽きずにみれたのは、凄いですね。

宇宙の無重力で、何もない無限の空間の中を彷徨う恐怖。

あんなに大きく見える地球も他人のように遠く、目の前に見えるのに帰れない無力感。
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またその地球の大きさが、人間は宇宙にでたといっても、所詮大気圏の外にでれただけで、その外側には比べられないほどの宇宙が広がっている。
今人間が到達している宇宙は、宇宙というには、おこがましいぐらいの狭い範囲だと思い知らされる。

そして、そんな狭い範囲ですら、これ以上少しでも青く光る地球から離れたら、無限に広がる宇宙にのまれ、二度と戻れなくなる、ちっぽけな存在を思い知る。

無重力の恐怖より空気がないことの恐怖の方が大きいことも思い知る。

そんな事を感じれたのは、3Dのなせる技か??

アバターほど.そして今までの3D映画ほど3Dであることを誇示しようとしてない映像。

予想してたより3D感は弱かったけど、対象物があまりない空間の宇宙って、上、下、左、右、近い、遠いの感じ方が地上とは違うんだろうな。

そんな体験をできたので、この映画は3D正解でしょう。

残念だったのは、主役のサンドラの目線での映像が思ったより少なかったこと。
宇宙擬似体験をしたかったので、もっとサンドラ視線でみたかった。

宇宙に投げ出され、体の動きをコントロールできなくなったシーンも、サンドラ視線の映像であれば、景色がぐるぐる回って、宇宙空間での無重力感が伝わったと思うのにな。

ま、そんなことしたら気持ち悪くなる人続出しちゃうんだろうけど。

とりあえず、映画館でみるべき映画でした。