書き終わってなかった旅行記の続き。


メキシコ旅行最終日は、「チチェン・イッツァ遺跡」へ。

ククルカンという言葉でよく知っているピラミッド。


蛇の神様 ククルカンを祀るピラミッドで、春分の日と秋分の日に

太陽が作り出す影が、ククルカンの頭部の石像につながり、蛇の胴体となることで有名。


ほんとは、その奇跡の瞬間にいってみたいけど、、、、、


カンクンからチチェン・イッツァは車で2時間。かなりの距離です。


しかも、この日、朝からなんとなく体の調子が悪い。

おなかの調子にも違和感を感じている。でもピラミッドは絶対にみる!!!


2時間の行程の途中に、まずは、テキーラ工場と畑。

こあみへの歩み

テキーラはこの葉っぱからできるそうです。


そして、1時間ほどいくと、マヤ族の祖先が住んでいる町へ。

スペイン人が攻め込み、すべてコロニアル風に変えた建物が今でも残っている。


こあみへの歩み  こあみへの歩み
こあみへの歩み

カラフルな壁面が青空とよく似合う。

マヤの血を引く人たちは、背が低く、首が短いのですぐにわかります。


そこから1時間進むと、チチェン・イッツァに到着。

もったいぶることもなく、いきなり、ククルカンのピラミッドが目の前に。。。

こあみへの歩み


すぐにも近寄りたかったけど、メインディッシュは後で。。。


まずは、

かなり広大な土地にマヤ文明を物語る建造物がいくつも点在している。

その建物を見て回る。


まずは、、ジャガーの神殿、
こあみへの歩み

名前のとおり、ジャガーの王座があります。
こあみへの歩み

壁面には彫り物が施されていますが、意味があるようで、

神の目から涙が流れ、川となり、カメやつるが描かれている。
こあみへの歩み

また進むと、今度は、有名な競技場。


こあみへの歩み


選ばれし勇者たちが、王の前で球技をした場所。


その球技とは、この壁面についた輪っかの中にボールを通した人が勝ちというもの。

高い位置にあるこんな小さな穴にはそんな簡単にボール通せないよねぇ。。。
こあみへの歩み

そして、勝者が生贄として捧げられる。。。。。。

この壁面の彫り物はその様子を描いたもの。


こあみへの歩み

右の赤丸の中が、ささげられた生贄の体。

首から血が飛び散り、いく筋ものラインとなっている。

左下が、もう一人の勇者の手にもたれた、切り取られた生贄の頭。。。


雨ごいが、生贄という形で祈祷される文明。そしてそれを理解しようともせずに滅ぼしたスペイン人。


そのスペイン人がマヤの書物を全部燃やしてしまったので、いまだにマヤ文明には解明できないことが

多いらしいです。

この競技場は、はじっこから、手をたたくと、山びこのように音が幾重にもなって戻ってきます。

王の声がすべて伝わるようになっているそうです。


でも、目の前に大きな壁があるわけでもなく、なぜ、山びこのようになるのか、解明されてないそうです。


競技場を後にすると、こんな壁が。。。。。

えんえんと骸骨が連なる壁。。。。。。
こあみへの歩み

この壁は串刺しにした生贄の頭をおいた壁だそうです。

かなりおどろおどろしい話ですが、なぜか、メキシコは骸骨好き。骸骨人形や骸骨模様のお皿などが町にあふれている。


そして、奥には、セノーテがあります。

昨日ダイビングしたあの美しいセノーテとは全く違う、なんとも暗い雰囲気のセノーテ。
こあみへの歩み

ここは底に何体もの亡骸が沈んでいたとのこと。

ここも生贄を生きたまま足に重りをつけて沈めてたとのこと。


絶対にダイビングしたくない場所。


霊感の強い人は、その気を感じてしまうらしいです。


さて、ここまではピラミッドまでの前菜。

いよいよ、ククルカンのピラミッドへ。

こあみへの歩み

階段の数や四角い面の数などがマヤ歴の月や日にちを表しているそうです。

そして、ククルカン=蛇の像。


こあみへの歩み

うーん、登りたかったぁ。

階段が急なので事故が多いらしく、最近は登るのは禁止。残念。。。。。


それにしても立派だぁ。

春分の日に来たいなぁ。。。。。。。


広大な敷地にはまだまだマヤの遺跡があります。

こあみへの歩み

こちらは天文台。
こあみへの歩み

イグアナもいっぱいいました。
こあみへの歩み

3時間ぐらい歩き回って見学。その間、どうにも調子が悪くて、歩くのもつらい。。。。。

ピラミッドはどうしても見たかったので、無理して頑張ったけど。


途中トイレに駆け込む場面もあり、おなかも壊して、だるくて重い体を引きずって

なんとか見学を終えました。


それにしても、マヤ文明の跡をこうして辿れる日がくるとは!!!感慨深い。


というのも、私がメキシコの古代文明を知るきっかけになったのが、

「アステカの少女」という本。


この本にすっかりはまって、アステカの存在やスペインによって滅ぼされていく文明の

ことを知った。

それからずっと、アステカやマヤに興味があったのよね。。。。


やっと辿りつきました。


本を読んだのは確か小学校4年生の時。あれから30年の月日が流れて

実際に文明の遺跡を見ることができました。


感慨深いわぁぁ。。。。。。