今日はボローニャ歌劇場のオペラ

エルナーニ

を見てきました。


そう、先月亡くなった

サルヴァトーレ リチートラ

を見たくて購入いしたオペラ。


まさかの追悼公演です。


場所は上野の東京文化会館

こあみへの歩み


しっかし、今日は9月だというのに暑かったなぁ。。。

中に入ると、手紙でも何度もきた

今回の公演の相次ぐキャストのキャンセルのお知らせ。


こあみへの歩み

5月の公演もそうだったけど、日本は外人からみると、

放射能汚染や地震の恐怖が付きまとう

できれば、行きたくない国!!!


震災から半年たった今でもそうなんです。


今回もカルメンに出る予定だった

ヨナス カウフマンが早々に来日をキャンセル。

カルメンはメインどころ3名がキャンセル!!!


清教徒 という演目では、演目自体はあまり

人気のある演目ではないけど、主役のテノール

ファン・ディエゴ・フローレス

は当代随一の歌手。

もちろん、この人もキャンセル


別にね。日本が危険な国とみなされ、

みんな来たくないのはしょうがないと思いますよ。


無理に来てもほんとに何が起こるかわからないしね。


でも、腹が立つのは、その理由が

「声帯を支える軟骨が充血で3週間安静」だの

腎臓結石の痛みで15日間の安静」だの、

咽頭炎で15日の休養が必要」だの

どんだけ口をそろえて都合のいい仮病を使っているんだよ!!!


嫌なら嫌ってはっきり言ってよ!


病気でこれないと言い訳して、「日本がんばれ!」とか言う

偽善的態度が一番嫌です。


と、腹を立てている私。


ちなみに私が楽しみにしてた

サルヴァトーレ・リチートラ

は陽気なイタリア人。

最後まで、来日する予定でした。

あんな不幸な事故がなければ。。。。。


本当に残念です。


ちなみにエルナーニは不幸にもなくなったリチートラ以外には

キャンセル者はなし。

全員もともとのキャストで来日してくれました!


というのも、メインどころは偶然にもイタリア人が揃ってたから??

陽気なイタリア人に感謝です。


さて、今日の席は、


こあみへの歩み

まぁまぁ正面。


ただ、このエルナーニという演目も地味でマイナー。

リチートラ目当てじゃなかったら絶対に買わない。


今日は空席がかなり目立った。


さて、舞台は、、、、、


リチートラの代役は

ロベルト・アロニカ

というテノール。


一幕目からテノールの聞かせどころのアリアが。


アロニカ、リチートラの分まで頑張んなきゃって

気張ったのか、最初から声量MAX!!!!


意外としっかりした歌声でいいんじゃない?って思ったけど、

そんなに最初からMAXじゃ、歌の抑揚がなくなっちゃうよ。。


それだけが気になった。


そして、シルヴァ役のバリトン

フェルッチョ・フルラネット

よかったです!!!


素晴らしい声量!

私はソプラノ歌手の名前は数名しっているけど、

男性歌手の名前はほとんど知らない。


誰だ??

って思いながらパンフレットをみたら、相当の実力者だったよう。

恐れ入りました!


そして、ドンカルロ役は

ロベルト・フロンターリ


彼は一緒にいったおじさまから期待できるよって

聞いてたので、最初から期待して聞いてました。

よかったですよ。


エルナーニは男っぽい話で

バリトンとテノールの掛け合いアリアが満載だけど、

3人とも実力が揃ってたので、とても聞いていて心地よかった!


ただし、演目は、、、、

やっぱりマイナーな演目はマイナーになるべくしてなるのね。


ヴェルディのオペラはメロディラインが聞き取りやすくて

いいんだけど、エルナーニに関しては、相当単調でした。


全幕、おんなじような調子で話が進んで、メロディもどこで

どれ唄っても構わないんじゃないかと思っちゃうぐらい。


オペラ初心者にはあんまり楽しいとは思えない。


演出も普通だったしなぁ。。。。


今年のオペラはたぶんこれで終わり。。。


秋以降にくるオペラはあまりそそられるものがないし。。。。。


また日本に外国人が来れるようになったら、見に行こうっと。