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今日は10年ほど仕事でお世話になった
編集Mさんの送別会パーティーに。


同世代で気も合って尊敬しちゃう人柄。


新しいことへの興味の持ち方、
誰とでもすぐ仲良くなれる明るさ、
いつも前向きな生き様、


そんな楽しい表の顔を支えるのは、


キメ細やかな気配り、
信心深い考え方、
まっすぐでモラルを尊ぶ心、


驚くほど真面目で気遣いの人。


仲良くなればなるほど、すごいなって憧れる。


仕事柄、そして性格柄、人脈も幅広い。


そんな素敵な人脈の中から選ばれた
Mさんが会いたい100人の送別会。


招待して貰えて幸せ。


彼女はとある雑誌の編集として、
10年以上働いてきた。

その間に雑誌は大きく成長。


でも不景気のおり、編集長が変わり、
契約だった彼女がはずされた。


その話を年末に聞いた時には驚いた!


当の本人Mさんは、前向き。


こういうときは、
普通にフリーのライターになり、
今までの人脈も使ってのスライド転身
なんだろうけど、そんな普通のことはしない。


ここ2年勉強してきた中国語をもっと
習得するために台湾へ行くことに。


2年前、彼女はふと、
「東京に大地震がきたら」と考えた。

国破れて山河在り。。。ではないけど、、、

そうなったら、素敵な食器もバーキンも
意味がない。


そんなことを考えた彼女は、
バーキンなどブランド品を売って、
自分に投資することに。


投資したのは、


・すぐにはできない歯の矯正
・これから必要となる言語、中国語
・人付き合いに役に立つゴルフ


そんな投資を始めて2年。


まさに投資を活かすちょうどいい機会到来
とばかりに、迎えた転機。


ピンチはチャンスです!!!


こんな前向きな彼女に、
いや、
そんな彼女だからこそ、
神が試練を与えた。。。。。。


実は、彼女の実家は、あの大船渡。


台湾への留学に向け、
大切なものを実家に送り、

「無事に届いたよ。」

と母親から電話があったのが

3月11日の午前。

そして、あの津波が来た。


彼女の選りすぐりの大切なものたちも、
実家もすべて波に飲まれた。


何もかもモノを失ったけど、

彼女の家族・親族は
皆、無事だった。。。。。


ちょうど彼女が、
「目にみえるモノ」の価値に疑問もち、
本当に大切なものは何かを考え直した後の
出来事。


だからこそ、彼女が立ち直るのも早かった。


もちろん、親族の安否が確認できるまでの数日の
心の葛藤は大変なものだったけど。。。


そして、実家や親族が皆、避難所生活を
しているのに
台湾に旅立つことも悩んだけど。


そんな彼女を育てた親も素敵。


自分たちのことで、彼女の人生を止めたくない。
だから、予定通りいってらっしゃい
と送り出したそうです。


今日は、そんな彼女の事情も知り、
そんな彼女を心から応援したいと思う
100人の送別会。


出版社の人、
付き合いのあったクライアント
カメラマンやデザイナー
室井滋さんや、知花くららさんも登場。


いろんな人のスピーチがありましたが、
素敵なエピソードがたくさん聞けました。


知花さんのエピソードは、、、、


知花さんが初めてMさんと一緒に仕事をしたあと
Mさんから手紙が送られてきた。。


「やりたいことは口に出して  
やりたいっていいなさい。 
そしたらきっと手に入れられるよ。
でも、黙ってたら手に入らないよ。」


手紙と一緒に真っ白のハンカチを貰った。


知花さんは、その時今後どうしようかと
色々悩んでいたそうです。

そんな彼女の様子に気づいて、
見てられなくって、Mさんは送ったんだろうね。


知花さんにとっては、とても印象深い出来事
だったとのこと。


Mさん、、、、
台湾に行っても、おとなしくしているわけがない。


台湾でも広い人脈と知識を得て、
もっともっとわくわくするような人生を
歩んでいくんだろうな。。。。。


これからも注目。

私もいっぱい刺激をもらおう!

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