仕事関係で貰った
映画 悪人
のチケット。

すっかりしまい込んでたら、
今週で上映終了。

慌てて、今日大雨の中、観覧に。

小説で読んだ印象は、
主人公のユウイチもミツヨも
垢抜けなくて、ぱっとしない感じ
だったので、妻夫木聡と深津絵里が
キャストときいて、随分驚いた。
こあみへの歩み-w.jpg
でも、実際みてみると、、

二人ともさすが、演技派俳優。

美男美女が田舎臭い男女に。

特に妻夫木は表情の作り方が、
まさにイケてない人そのもの。

多分いつもより、口角を下げた
口元の表情の作り方を
してるんじゃないかな。

カッコイイと思わせる姿は
一秒たりともなかった。

そして、樹木希林と柄本明。
うますぎです。
樹木希林は目が離せない。
北島マヤのリアル年長版ですね。

原作を読んでたので内容より、
演技に注目しちゃいました。

他には、

宮崎美子のボインっぷりが
健在で感心したり、

呼子のイカが透き通って
おいしそう
ってみてたら、

え~っ!イカの目で
その演出しますか??

と驚いたり、

淋しく美しい灯台の姿に
魅了されたりしました。

あの灯台、どこにあるんだろう。

小学生の時からきっかけも
理由もわからないけど、
無性に灯台が好きな私。

この映画では、灯台は
「道を照らすもの」
ではなく、

孤独
行き詰まり
最果ての地
絶望

の象徴として描かれてました。

灯台好きって、ネクラってこと?

それにしてもあの灯台は理想の灯台。
絶壁に佇む古びた白い灯台、、、
ロケ地調べてみよう!

まあ、とにかく、全体通して、
俳優の演技力が光る、
くら~い映画でした。