読書が好きで、いつも何かしら文庫本を持ち歩いている。
読む本は、好きな作家をみつけては、その人の作品をがーっと読むことが
多い。
奥田英朗、江国香織、伊坂幸太郎、石田衣良の新刊は必ず読むかなぁ。
最近読んだ本は、、、、
数冊読んだ気がするけど、あんまり合わなかったというか。。。
でも、これは面白かった。
無人島漂着モノは設定として封鎖社会の中でどう生きていくのか
なかなか興味深くて好き。
これは、とにかく女性がたくましい!!!
伊坂作品らしく、飄々としながらも、運命の悲しさを盛り込んだ作品。
私にとって、伊坂幸太郎作品は運命的な出会いというか。。。
初めて読んだのは「アヒルと鴨とコインロッカー」。
ブータンに旅に行く出発時に成田空港の本屋で購入。
不思議な題名に惹かれて、内容は一切知らずに。
そして、ブータン旅行中の長い夜に読んでいて驚いた!
この話、ブータン人の留学生が主人公。
ブータンなんてマニアックな国を旅行しているときに、そんなマニアックな国のことを取り上げた小説を読んでいるなんて!しかも偶然に。
本当に驚いた。帰国してから、映画も見に行った。映画の映像にはちらっと、ブータンを知っている人にだけわかるタネ証しが途中に仕込まれていました。
作品との出会い方にも驚いたが、内容自体もとてもとても心に響いた。
登場人物の会話がなんともユーモアがあって、全体の雰囲気はとにかく飄々。。。。
なのに、とんでもなく悲しい結末が待ち受けてて、読み終わった後はショックが大きかった。
心にどーんと重いものを投げ込まれた感じで。。。。
それ以降、伊坂ワールドにはまり、作品は全部読んでいる。。。。。
話は変わって、重松清の「青い鳥」
重松作品は「流星ワゴン」とか「ビタミンF」「定年ゴジラ」なんか読んだことがある。
結構泣ける話が多いんだけど、この「青い鳥」は短編集。どれもこれもホロリとしちゃう。
実は、電車の中で読んでて、涙がでちゃって困っちゃいました。。。
ガラリと様子が変わって「ちょんまげプリン」
なんともバカバカしい題名とマンガ調の表紙。
気軽な作品が読みたくて手に取りました。
予想通り、さらりと読めて楽しい娯楽小説でした。
重い内容の小説を読んだ後のお口直しにいいかも。
題名もそうですが、デザート的な小説。
続編もでてたので、購入して今待機中。
そして「インシテミル」
これはミステリーものでした。
その昔、推理小説にはまってたこともあるし、
アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」はお気に入りの作品。
この作品は「そして誰もいなくなった」をベース?にしているけど、
もっと謎解きが複雑で、知能指数が高い。。。
どうやら、今の気分は推理小説系は違ったみたい。
ちょっと疲れちゃいました。。。。
次は、吉川英治の三国志に挑戦です。
三国志は何度かギブアップしてなかなか読破できなかったのですが、数年前に
北方謙三の三国志を読破。
北方さんならではのハードボイルド三国志で楽しめました。
でも北方さん、劉備があまり好きではないらしく、かなりダメ人間に書かれてたり、
曹操とか呂布が男気があって、やたらかっこよかったり、ちょっと普通の三国志とは違う。。。
ということで、基本に戻って、吉川三国志、チャレンジです!