先日の、レアディジーズデイのイベントで
絵本「チャーリー・ブラウン なぜなんだい?
ーともだちがおもい病気になったときー」
の読み聞かせをさせていただきました(*゚ー゚*)

病気になった女の子を見守る友人を中心に、
彼女を取り巻く子供達の様子が描かれた物語です。
この友人、中でもライナスがとても優しいのです。
入院中も退院してからも、病気の子本人は大変。
先生たち大人は理解してくれているけど
ほとんどの時間は同年代の子供達と過ごす。
誰もそれほど悪い子ではない。
でも、理解が足りないせいで時々とてもいじわる。
そんな中、こうしてライナスのように
接してくれる友人がいたら…と。

…詳しくは言うまい♪
しかし私の朗読があまりに
拙いものになってしまったので。゚(T^T)゚。
みんなにぜひ知ってもらいたいこの本を
僭越ながら載せておきますね。

 

 

 

この絵本は現在、
ほとんどの小児病棟に置いてあるそうです。
私がいた頃にはまだありませんでした。
日本語版が出たのは退院した後のようです。
公称年齢とズレが生じている事をスルーします。

私は、
退院して中学に戻れたのは嬉しかったです。
でも副作用がひどく目立つ自分の姿を
同級生に見られるのは本当はとても嫌だった。
笑い飛ばすしかなかったから笑っていた。
思い返すとその頃もいてくれたなぁ。
乱暴な物言いだったけれど、
一緒に笑い飛ばしてくれた友人達が。
私は随分助けられていたんだなぁ…って。
今でも思います。

その点、大人は良いんです(`・ω・´)ゞ
副作用なんかに屈するものかと
根性でおのれを鼓舞できるから。
それに周りも同じく大人だから
面と向かって攻撃なんてして来ないから。
そして経験上、友達は絶対に
自分を笑わないって知っているから。

でも子供にはこれが無い。
良くも悪くも正直で無遠慮。
ここに限っては、誰かが教えてくれたら
いいのになぁって思うのです。
教えるって言うと大げさだけど。
授業のように、どう対応すべきか?
なんて習うんじゃなく、この本を読んで
各々何を思うか、それだけで十分な気がする。
うん、そう。
子供達はアホなんじゃない。
実際病気に触れる機会が少ないから
理解、想像力が及ばないだけで。
だから、小児病棟だけじゃなく
普通に学校の推薦図書にもぜひ
この絵本を入れておいてほしいな♪
と思うのです。偉い人お願いします。

さて、読み聞かせの後のフリートークで
数年前の入院治療の話題になり、
会いたいって言ってくれた友人達に
なかなか会えなかった話をしました。
もう少し元気になって、
少なくともこの最悪のピンチを脱して、
見られても恥ずかしくない状態になって、
それから会いたいと私は思っていたから。
そんな調子で1年が経って、
主治医が「ピンチです!」と言った頃には
物理的に誰にも会えない状態になっていて
めちゃめちゃ後悔した。
友達は誰も私を笑わないだろうに、
そんな事とっくに分かっていたのに、
恥ずかしくない状態になってからって何だ。
そのちっちゃいプライドの為に
自分を思ってくれる人達に会うのを
先延ばしにした自分を本当に後悔した。
痛いほど学んだ事。
それからは活かしてる。
そんな話を始めたら涙が止まらなくなって、
司会の女の子も泣き始めちゃって、
ふと見れば客席でも誰かが泣いていて、
もはや現場は収拾つかない状態に°・(ノД`)・°・
でも、それはたまらなく優しい空間でした。
こんな気持ちを沢山の人が持っていて
沢山の人が受け取っている。
その様子を目の当たりにした感動。
何にも替え難かったです。
励ましたいと意気込んで参加したイベントで
自分の方が励まされました(*>_<*)

お花やお手紙もいただいて♪
同じ病気の女の子と話す事もできて、
しかも薬剤師の試験に受かったと聞いて、
なんだかすごく嬉しかった(≧▽≦)
身に余るイベント、素敵な体験でした。
ありがとうございました!!

 

出番直前。ヘアメイクしてもらったとこ。

この前髪、ポンパドゥールってやつでしょ?
パリジェンヌ風♪キャッキャ♪ヽ(゜▽、゜)ノ
と浮かれていたらマネージャーが

「あ、リーゼントにしてもらったんですね♪」
って言った。
…リーゼント…だと…?( ̄□ ̄;)