お気に入りの歌がある。
今は離れてしまった、かつての恋人を想った歌。

「もしあの歌を君がまだ覚えていたら」

「遠い空を見つめ」

「ハーモニカ撫でておくれ」

それは何てことのない、普通のハーモニカ。
君はまだ持っているだろうか?
その優しい音色を僕は二度と聞けないけど
遠い空の下、今でも君を想っているよ。

嗚呼…そんなシチュエーションを考えただけで悶える。
季節は秋から冬に変わる、ちょうど今ごろ。
この歌と一緒に流れてたシティハンターのED画面は
秋の新宿の風景だったもの。
失った恋に思いを馳せるのはこんな季節が似合うもの。

後藤邑子のTSUBUYAKI
秋っぽい写真を載せようとして探したら
富山のおばあちゃんが送ってくれた
柿の写真があった♪

思い出のモチーフがハーモニカってのもいいよね。
ピアノやギターみたいに派手じゃないの。
だけど二人にとっては何より特別で忘れがたい音色…
と、
懐かしいCDを聴いていた私は歌詞カードを見て愕然とした。

「もしあの歌を君がまだ覚えていたら」

「遠い空を見つめ」

「ハーモニー奏でておくれ」

…(゚∀゚ )

……(゚∀゚ )

そんな馬鹿なっっ!?!?Σヽ(・∀・;)ノ 


何十年もハーモニカだと思ってた!
私の中の思い出のハーモニカが死んだ!