吹田市立小学校における「いじめ」の議員向け説明会について | 後藤恭平ブログ

吹田市立小学校における「いじめ」の議員向け説明会について

近頃、吹田市に関する悲惨な事件が非常に多く辛いです。

 

http://www.city.suita.osaka.jp/var/rev0/0294/7421/11961116249.pdf

 

平成27年~平成29年にかけて吹田の小学校でおきた「いじめ」についての公開資料です。

報告書だけを見ても不明な点はいくつかあるのですが、

報告書に書かれている部分だけを見ても、問題点が多すぎます。

 

子ども達へのアンケートの保存期間が守られてない、

書かれているのに無視をした、

1年以上もいじめが察知できなかった、

いじめ防止対策推進法を守らず組織を立ち上げなかった等々。

市教育委員会も対応助言指導ができてない、

第三者委員会の設置要望を無視した、

SC(スクールカウンセラー)・SSW(スクールソーシャルワーカー)等の専門家とのコア会議で機能していなかった。

 

こういった無茶苦茶な報告がなされた訳ですが、

議会で何度も指摘されていることが全く現場には周知されていなかったのかと思うと残念でなりません。

 

市長部局もこれまで無反応ですが、

これまでも幾度となく総合教育会議でもっと教育委員会と「いじめ」や「不登校」の議論をしてほしいと要請してきました。

市長側は法の趣旨に添わないといった答弁ばかりで、向き合おうとしてきませんでした。

重大事案の場合は対応するとも言っていたのですが、何の動きもないですし、説明もありません。

だから、教員人事権を掌握して、教育現場を身近に置く必要があると訴えてきたのです。

今回の教員等に対する処分は市の教育委員会が決めて、大阪府の教育委員会がそれに沿うといった対応になります。

これでは組織運営等できるはずがありません。

 

まだ十分な聞き取りができていないので、何とも言えない部分もあるのですが、

今のままではいけないのは事実です。