たった一度だけ、付け爪というものを体験した事がある。
結婚式帰りの友達が、「ちょっと付けてみる?」
と言って、付けてくれたのだ。
「うぉ☆女装や女装!(*⌒∇⌒*)」と他人のような自分の爪を
眺めて喜んでいたうちはよかったが、いざ外そうとして大騒ぎ。
思いのほか、接着剤が強力なのにすっかり驚いてしまい、
「あかんって!爪取れるーあかん、マジあかんって!!」
えらく時間がかかってしまった。
本当に自分の爪を剥がされそうな感じがして、怖かった。
マニキュアもしないし、もちろん爪は伸ばさない。
ピック弾き専門なので、左手はそんなにマメに切らなくても
よさげなもんだが、右手は押弦するせいかあまり伸びない。
どちらかといえば、左手の爪を切るついでに右手も切る感じ。
爪を伸ばして、綺麗にお手入れして似合うような手でもないので、
ネイルサロンなんか縁がないだろうと思われがちだが、
数回行った事はあるし、嫌いな場所でもない。
友達が「ちょっとネイルサロン寄っていい?」と言ったので、
最初は興味本位、次からは見物の為に行くようになった。
友達の爪はもちろん、指から手全体が綺麗になっていく過程を
見ているのがおもしろい。
ほのかにアロマ系の香りもして、店内もリラックスムードだし、
見ているこっちの癒しにもなる。
最初に行った時には当然ながら
「そちらの方は今日はどうされますか?」と聞かれたが、
「あ、ただの付き添いなんで・・・」と断った。
普通はもっと勧めるもんなのか、どうなのかは知らないが、
とにかくどこのサロンに行ってもその一言で
「あ、そうですか」と簡単に引き下がってくれる。
人となりというか、服装全体とか、化粧してないとか、
指なんかを見たら「こいつには勧めても無駄」と判断されるのか。
まあその方がありがたいっちゃあありがたいんだが。
なので、いつも友達の隣に坐ってじーっと眺めている。
「よく男性の方はそうやって彼女のネイルをご覧になりますよね~」
と言われた事もある。そうなのか(+_+)
よせばいいのに「気持ちはわかりますね~」などと言ってしまった。
その友達は私の事を「パパ」と呼んでいたので(会社でのあだ名)、
「もうやだ~パパったら(〃∇〃)」
と笑いながら受け流していたが、ネイルアーティストさんの
表情が微妙にこわばったのを憶えている(°д°;)
木枯らしの頃、梅田の街での思い出。
って、もっとマシな思い出ないんかぃっ!!
ネイルの似合わない手。でもギターには似合う(と思う)
