夏から稽古が始まった長女のショーが今週末、千秋楽を迎える。親、子供、コミュニティーが一丸となって毎年2回ショーをつくるが、私たち親子は今回が初めての参加。その輪の中にどっぷり浸かって、今までとはまったく違う形で舞台をつくっていくことが、親の私も楽しかった。芋づる式に増えてゆくローカルのママ&パパ友達。アメリカは最近愉快ではない国になったと思うことも増えていたが、この国の良さを思い出せる、素晴らしい経験になった。ずっと繋がっていられるような、素晴らしい人たちとの出会いを親子そろって得ることができた。


ショーには本格的なオーディションもあるが、配役から漏れても、希望者は全員舞台に立たせている。中にはハンディーキャップがある子供もいるが、そうした子供も置いていくことはない。大人たちが上手に子供を支え、小さな子供はティーンエイジャーたちが積極的にめんどうをみる。楽屋にいくと、小さな子供が大きな子供に宿題を教えてもらっている姿もしょっちゅう目撃した。「誰もが誰もを支えて助け合う」、「チャンスは誰にでも与える」という劇団の姿勢は、とにかくすごかった。


9歳の娘が得たものは非常に大きいだろう。最初から終わりが分かっていることに、全力投球することの素晴らしさに高揚し、今は何かが終わる時の「ちょっとほろ苦さ」を味わっているようだ。「ようこそ、ショービズへ!」 これを知ってしまうと、もうやめられないのだよ。終わりは始まり。


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