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YOLO! 人生は一度きり! NYから東京の生活

2014-2016年はニューヨーク生活、2017年からは東京の生活を書いてます。

39 年ぶりのオックスフォード大学観光

 

オックスフォード大学で最も有名なクライストチャーチ・カレッジへ行ってみました

そーです

 

あのハリーポッターの舞台になったカレッジ

 

不思議の国のアリスが誕生したカレッジでもあります

 

魔法学校の大広間(クライストチャーチホール)

魔法学校の雰囲気抜群

 

ここでハリーたちが着ていた黒いローブを着て食事してみたいですね

 

両側には所狭しとクライストチャーチに関係する有名人の肖像画が飾られている

 

プロテスタント迫害で血まみれマリーと恐れられたメアリー1世の肖像画もあるらしい

 

血まみれマリーBloody Maryといえばウォッカベースのトマトジュースを用いたカクテル

 

 

この名前「血まみれマリー」はカクテルの色から来てるみたいですが

 

ニューヨークでは日曜日の昼にこのブラディマリーを飲むんです

 

なんて話は逸れましたが

 

この魔法学校の大広間つまりクライストチャーチ・ホールのステンドグラスをよく見ると

 

なんと不思議の国のアリスも描かれているんです

 

さらにほかのキャラクターも

 

 

さ・す・が・オックスフォード

 

すごすぎて感心してしまいます

 

160年前、不思議の国のアリスの著者ルイス・キャロルはこのクライストチャーチカレッジの数学の教師で

 

ここの学寮長の娘三姉妹とハイキングに出かけた時に聞かせた話を三姉妹の1人アリス当時10歳が本にして欲しいとせがみ

 

手書きの本をアリスに贈るとともに出版社から出版されて「不思議の国のアリス」が生まれました

 

ルイスはアリスたちと親密な関係でしたが

 

突然疎遠になり

 

そのころのルイスの日記は切り取られていて

 

何があったのか真相は分からないそうです

 

そしてアリスは74歳の時に世界で一冊だけのこの本をオークションで売って

 

当時史上最高価格で競り落とされ

 

今は大英博物館にあるそうです

 

こちらはホグワーツの階段

魔法学校に入学してきたハリーたちをマクゴナガル先生がここで迎えたんですね

 

クライストチャーチの中庭

クライストチャーチはキャメロンやサッチャーやルイス・キャロルやアインシュタインやジョン・ロックなど数々の著名人を輩出しています

 

クライストチャーチの大学礼拝堂「クライストチャーチ大聖堂」

床のモザイクもステンドグラスも素敵ですね

 

 

 

 

 

クライストチャーチは本当に魔法学校みたいで不思議の国のアリスに会えたような気がして素敵でした

 

ロンドンから列車を乗り継いで2時間

 

オックスフォードに着きました

 

これがオックスフォード駅

こんな小さな駅だったかな

 

全然記憶がない

 

さていよいよ駅からオックスフォード大学まで歩いていく

 

 

 

なんか繁華な通りに出た

 

なんか大学に近くなってきた感じがする

 

これは面白い円形の建物だなあと眺めていると

 

実はラドクリフ・カメラという有名なオックスフォード大学の円形の図書館だそうです

 

この建物の反対側に大学教会の聖メアリー教会があって

 

入場料を払って入れるみたいなので入ってみた

そしたら尖塔に登れるらしく

 

人ひとりしか通れない狭いらせん階段を何気なく登ってみたら

これが登っても登ってもいつまでたっても上に着かない

 

手に荷物、さらにリュックも背負っているので

 

息も絶え絶え

 

一体全体いつ上に着くんだ?

 

127段も登った

 

ゼーゼーゼー肩で息をして

 

外に出たらオックスフォード大学を360度見渡せるすごい展望!

先ほどのラドクリフ・カメラ 

 

これが世界最高峰のオックスフォード大学か!

 

すげえ

 

中世の街にいるような気分

 

 

 

1000年の歴史を感じる素晴らしい眺めにしばし驚嘆

 

でも回廊は人ひとりしか通れないほど狭い

 

あまりいつまでも眺めてると他の人が見れないので

 

らせん階段を降りる途中

 

写真を撮ろうと立ち止まったら

 

後ろから降りてきた女性が

 

「私は怖くて早く降りたいからそんなところで写真なんて撮ってないで早く降りてちょうだい!」

 

って言われちゃいました

 

それぐらい階段が狭くて急なんです

 

確かに大学の中に町があるって感じ

 

 

石畳の通りがあちこちにあります

 

 

さて次はいよいよハリーポッターの舞台にもなったクライストチャーチ・カレッジに行ってみましょう

39年前に一緒に旅行した当時オックスフォード大の学生が

 

今オックスフォード大教授になっていて

 

メールを出したら39年ぶりに会おうと誘ってくれました

 

それで出張の最後に1日だけ休みを確保して

 

オックスフォードに行くことにしました

 

39年前に私は間違いなくロンドンからオックスフォードまで1人で行っているのですが

 

全く記憶がありません

 

でも列車で1時間ぐらいだったような気がします

 

ロンドンの会社の同僚に「オックスフォードはどうやって行くの?」って聞いたら

 

「列車で1時間かからないぐらいよ。45分ぐらいかしら。時刻表をチェックしてあげるわ」

 

ってネットで検索しはじめたら

 

「あら、そういえば、

 

その日は、交通機関のストライキが予定されているのよ。

 

知ってる? おそらく90%以上の確率で鉄道は止まるわよ

 

「なにーーー! バスでは行けないの?」

 

「バスも止まるんじゃないかしら。無理だと思うわ

 

ひえーーーここまで来て、

 

あと一歩のところでオックスフォードに行けなくなるのか?!?!

 

オックスフォード大教授の彼の笑顔が急速に遠のいていく気がした

 

「でも待って。一部の交通機関はストライキをやらない予定だから、チェックしてあげるわね」

 

とチェックしてくれた。そしたら

 

「ひとつだけオックスフォードに行く列車の運行会社がストライキしない予定よ。

 

確認してみるわね。あら、間違いないわ。

 

Great Western Railwayという会社の列車なら動くみたいよ

 

「ええーーーなんて幸運なんだ。ありがとう」

 

「鉄道を予約しておいた方がいいわよ。楽しい旅をね!」

 

助かった。ほとんどの鉄道会社がストライキする中

 

数少ないストライキをしない会社の列車がオックスフォードに行くんです!!

 

というわけで、GWRという会社の列車を予約

 

しかし、ロンドンーオックスフォードの直通列車はなくて

 

乗り換えないといけない

 

片道2時間ぐらいかかる

 

さらに最終列車は午後7時オックスフォード発

 

そんなにゆっくりしている時間はありません

 

まあ、それぐらいいいでしょう

 

しかし仕事がとても忙しくて

 

オックスフォードに行く予定の最後の1日の休日も朝から仕事に追われ

 

予約したオックスフォード行きの列車に間に合うかどうか

 

本当にぎりぎりの時間まで働いて

 

走って地下鉄に飛び乗って!

 

オックスフォード行きの列車が出るパディントン駅にぎりぎりに着きました!!!!

 

でも地下鉄は乗りかたが分かってきましたが

 

列車の乗り方はよくわからない

 

 

しかもストライキやら運休やらで

 

列車を待つ乗客が右往左往していて

 

ホームもたくさんあって

 

どれに乗ったらいいのか分からないからインフォメーションで聞いて

 

QRコードで改札を通る

 

しかも指定席なんですけど列車番号もよくわからないから乗客に教えてもらいながら

 

なんとか指定の列車の指定席にたどり着けた(と思う)

 

 

ぎりぎり間に合った!

 

そしたらなんのアナウンスもなく時刻が来たら列車が動き出す

 

そうそう、ヨーロッパの列車って

 

いきなり動き出すんですよね

 

日本のようにベルがなって発車のアナウンスがあるのに慣れてると

 

列車を降りて買い物なんかしてると乗りそびれちゃいそう

 

懐かしい感じが蘇ってきました

 

39年前に欧州を旅行した時は数か月間欧州中の列車乗り放題の

 

ユーレイルパスを持って

 

毎日夜行列車の中で寝袋ひろげて宿がわりにしながら移動していました

 

その感覚がなんか蘇ってきた

 

あの時は列車は4-6人ぐらいのコンパートメントだから

 

だいたいみんなで話し始めるんですよね

 

これはオックスフォードへ行く途中の車窓から撮った動画です

 

ヨーロッパっていう感じで綺麗だなあ

 

実はロンドンに行く前

 

39年前に横浜から船で旧ソ連に上陸してシベリア鉄道で横断して最終的にはイギリスまで行ったとき

 

偶然シベリア鉄道で知り合って一緒にソ連横断して

 

その数か月後にイギリスで再会してオックスフォード大学の寮やロンドンの実家にまで泊めてくれた当時オックスフォード大学の学生に連絡をとってみようと

 

彼を探してみたんです

 

そしたら彼を発見したんです!

 

そしたら彼は今、オックスフォード大学の教授だったんです!!

 

オックスフォード大教授!!

 

いやあ、驚きました

 

でも彼はシベリア鉄道でも勉強していたし

 

オックスフォード大学のHPの写真を見たら39年前の笑顔そっくりだったんですよ

 

そしていてもたってもいられず、彼にメールをしました

 

私のことを覚えてますか? 

 

39年前に一緒にシベリア鉄道で旅行して

 

オックスフォードやロンドンでとてもお世話になって

 

あの素敵なオックスフォードの街並みや

 

あの時の恩は今でも忘れていません

 

あの時の旅行が私の人生を変えました

 

そしてあの時以来、なんと39年ぶりに私はイギリスに行くことになったんです

 

もしあなたがこのメールを読んで私のことを覚えていてくれたら

 

私はあの時の御礼をあなたに言いたい

 

というようなメールを送りました

 

そしたらなんと彼から返事がきて

 

なんてエキサイティングなことだ

 

君のメッセージを読んだ時、長い時間の経過が一瞬にして消え去ったよ

 

そしてメッセージを読みながら、たくさんの記憶が洪水のようによみがえってきた

 

是非会おう

 

そして2人でシベリア鉄道の記憶を再訪しようじゃないか

って、素敵な返事が来たんです

 

彼は本当にいい人なんです

 

ほぼ同じ歳の超貧乏学生だった私と一緒にシベリア鉄道で話して、食べて、飲んで

 

当時のソ連は外国人は勝手な行動はできないのでモスクワ大学の学生が列車に同乗して監視役としてずっと付き添っていたのですが

 

シベリア鉄道の途中の駅では監視の目を盗んで時間が許す限り町や村に出て一緒に探索して

 

カフェやレストランやデパートや商店に入って

 

さらには現地の人と会ってはいけないのですが

 

町中でロシア人の学生2人と仲良くなって

 

公園でウォッカの盃を飲み交わして彼らの家まで連れて行ってもらって

 

2人でシベリアの町や村をいろいろ歩き回りました

 

モスクワを出てからは彼はオックスフォードに戻っていきましたが

 

オックスフォードにぜひおいでと誘ってくれて

 

私は1人で欧州中を数か月間旅行したあと

 

彼のオックスフォード大学の寮を訪ねて

 

寮に泊めてもらって

 

毎日彼の友達と大学の食堂で食事をして

 

大学内をいろいろ紹介してくれて

 

次はロンドンへ行って彼の実家や彼の友達の家に泊めてもらって

 

すごく楽しくていい思い出ばかりあるんですよ

 

だから彼の返事を読んだ時に懐かしくて涙があふれかえってしまいました

 

39年ぶりにオックスフォードへ行って彼に再会できる

 

今回のニューヨーク・ロンドン出張の最後に1日だけ休みを確保して

 

ロンドンから鉄道で約1時間の素敵な大学街オックスフォードへ行くことにしました

 

 

なんて素敵なことでしょうか

 

ところが直前になって問題が、、、、、、、、、、、、、

 

(つづく)

 

というわけで

 

英国伝統料理第3弾は

 

Steak&kidney pie ステーキ&キドニーパイに挑戦してみました

 

やっぱりGoogleマップで検索して行きやすくて1番評価が高いお店へ

 

The Stablehandというお店です

 

 

1839年に建てられたお店だそうです

 

チャーチルやブレアなども来たお店らしい

 

このレストランはいわゆるガストロパブというところで


このお店の特徴は


料理の素材もワインリストも全部英国産にこだわっているところ


英国で作ってないものは英国との関係が深いところから調達している


室内装飾も英国なのでしょう

もう夜10時を回っていたのですぐに店に入れて


ウェイトレスさんが素敵な笑顔で「お好きな席にどうぞ!」って迎えてくれた


メニューを見ながらウェイトレスさんに「ステーキ&キドニーパイが食べたくてきたんだー」って言ったら


「ナイスチョイス! うちのは格別美味しいわよ!」って凄い笑顔で答えてくれた


それで「英国のワインも飲もうと思ってるんだけど」って言ったら


「うちは料理もワインリストもぜーんぶ英国産ですよ」って


それでウェイトレスさんは「ステーキ&キドニーパイにぴったりの赤ワインがありますよ。いかがですか?テイスティングしてみます?」って教えてくれて


テイスティングしていい感じだったので


「じゃあそれお願いします」ってお願いした

英国ワインってあまり飲んだ記憶がないけど、美味しいんですね


カウンター内にチャーチルの肖像画が掲げられてますね


ロンドンのレストランにこうやって何軒か入ってみて思ったのは


ウェイターやウェイトレスさんとの会話をお客さんが楽しんでいること


みんな給仕さんと話して笑い声が聞こえてきますよね


それって食事を楽しく美味しくする大きな1つの要素ですよね


日本で給仕さんと食事の時に会話を楽しむって、それほどない気がする

 

それで焼きたてのステーキ&キドニーパイが来た


ステーキ&キドニーパイは


いわゆる牛や豚のモツの煮込みをパイで包んだもの


パイの中は熱々で


フーフーしながら食べる感じ

熱くて美味しいじゃないですか


イギリス料理もいけますね


赤ワインがすすむ!


楽しいなルンルン


それでデザートはどれにしようかなってメニューを見て


給仕さんに「この前アップルクランブルを食べておいしかったんだけど、ここのはアイスクリームも付いてるんですね」って言ったら


「そうよー。うちのもおいしいわよ」って勧めてくれたのでお願いした

あったかいアップルグランブルの上に冷たいバニラアイスが載ってておいしい〜


しあわせ〜


そして会計の時に給仕さんが「どっから来たのって?」聞くから


「日本ですよ」って言ったら


「まあ日本ですか? 私村上春樹が大好きなんですよ。村上春樹の作品たくさん読みましたよ」て言ってて


私が「村上春樹は4月ごろに新しい作品を出すそうですよ」って言ったら


「それは日本語ですか?翻訳されるのがすごく楽しみで、待ち遠しいです」ってすごく喜んでくれた


この給仕さんすごく優しくてとてもいい人だった


この店また来たいなぁと思いましたよ


こういう話をすると、日本人であることってすごく嬉しく思いますよね


村上春樹とか三島由紀夫とか黒沢明の映画とかお寿司とかアニメとか


日本人は勤勉だとか、日本はすごく綺麗だとか


言われることが多いです