競技経験者の方へ
三ツ門流空手という「もう一つの稽古体系」
これまで競技として空手や格闘技に取り組んできた方にとって、
「強さ」とは、勝敗という形で明確に測られてきたものだと思います。
間合いの管理、初動の速さ、フェイント、崩し、駆け引き。
ルールの中で最大効率を発揮するために、動作を洗練させてきたはずです。
三ツ門流空手は、そうした競技経験を否定するものではありません。
むしろ、競技によって磨かれた能力を前提として、その“外側”を扱う体系です。
試合では、
•有効打として成立するか
•反則にならないか
•判定者に評価されるか
といった基準のもとで技術が選択されます。
しかし現実の対人状況では、
•接触の瞬間に何が起きているか
•相手と自分の身体配置がどう噛み合ったか
•力の伝達がどこで遮断・成立したか
といった、現象そのものがすべてになります。
三ツ門流では、技の名称や理想形よりも、
「なぜ決まったのか」「なぜ止まったのか」という事実を基準に稽古を行います。
そのため、
•動きは大きく見えない
•攻防の区別が曖昧になる
•技が“効いているのに派手に見えない”
といった変化が生じます。
競技において重要だった“見せる強さ”とは異なる、
噛み合いの中で成立する強さを扱うからです。
三ツ門流の稽古は、
スピードやパワーの向上ではなく、
それらがどのような条件下で「成立してしまうのか」を観察・再現することに重きを置きます。
言い換えれば、
自分の技を当てにいく稽古から、
当たってしまう条件を作る稽古へ。
競技経験者ほど、この違いははっきりと体感できるはずです。
現在のパフォーマンスを維持したまま、
別の軸から身体操作や間合いの理解を深めたい方にとって、
三ツ門流空手は有効な補助線となるでしょう。
競技とは異なる目的を持ちながら、
競技で培った能力を無駄にしない。
それが、三ツ門流空手の立場です。
強さについての考え方
〜 他尊自信 〜
三ツ門流は、
「当てる」「倒す」「制する」能力を否定しません。
ただし、それらを常に使える状態にしておくことと、
実際に使うことを明確に分けて考えます。
結果として、
力や技量を持っている人ほど、
「使わなくて済む場面が増える」
という変化を感じることがあります。
こんな方に向いています
•技は身についているが、動きが読まれやすくなってきた
•力や速度に頼る場面が増えていると感じる
•指導する立場として、言葉で説明しきれない部分を整理したい
•型や間合いを、もう一段深く理解したい
初回参加時の案内です
当流の戒則です。ご一読していただき、ご理解のうえご参加ください。
ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。参加方法についてご案内いたします。

