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500円で買える高級なもの
前回、風神雷神チョコなる奇妙なお土産を買ったことを書いたが、考えてみれば500円で一点買い、例えばチョコレート一個ならば高級なお土産は意外と買えたりするものである。
特にお菓子なんかはその結構が強い。
例えば誰かの誕生日にみんなが集まる。
一人500円づつ持ち寄って高級なお菓子を一個づつ買う。
もし10人集まれば高級な詰め合わせが一個くらい出来上がると思う。
一人が誕生日プレゼントをあげようとすると、結構選ぶのが難しい。
安っぽいものをプレゼントしてもだめだろうし、かといってせっかく選んでもありきたりなものだったりすると、選んだ甲斐がなかったりする。
でも、みんなで選ぶとどうだろう。
一個づつ並べるとおもしろいし、また、容器を選ぶというのもなかなか面白いんじゃないだろうか。
考えてみればなかなか面白いお土産の発想だと思う。
今度やってみようか。
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高額という価値観
大琳派展に行って来た。
作品の素晴らしさは言うに及ばず、そのお土産の突拍子のなさも秀逸である。
中でも風神雷神チョコ。
二個で350円。
回転寿司の高級ネタ並みである。
しかし考えてみれば、こういう値段でチョコレートを買うなどということはまずない。
高い家を買う、高級車を買おうと思えば値段は天井知らずだが、こういうチョコ1個を買おうと思えばかなり高いものを買ったとしてもある程度上限がある。
もちろん、無駄遣いと言えば無駄遣いなのだが、たまにはこういうことをしても、まあいいんじゃないか。
何となく神が憑依したような気分になったような気分がしないでもない。
・・・500円玉でできる自己満足としては、500円玉をお賽銭に入れるよりは多少満足度が高い行為である。
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携帯小説と読書
滋賀県の教育委員会が、読書ガイドの図書選定に携帯小説を入れるかどうか検討をしているそうである。
正直言ってやめて欲しい。
携帯小説、というより今売れている小説というものは、
別に推薦されてなくても勝手に読めばいいのだ。
そもそも理由が、
「本になってベストセラーになっているものもある」
ベストセラーに多く見られるテーマ
「等身大の女子高生によるせつない純愛ストーリー」
・ホスト
・ドラッグ
・暴力的な彼氏のときおり見せる優しさ
・無意味な携帯着信音(ピロリロリン♪)
・中絶
・親友の裏切り
・白血病による感動的なエンディング
・・・もし自分が中高生の親だったら、
たとえ教育委員会が強硬に薦めようとも親として断固拒否する。
人を見かけで判断するのはよくないとはいえ、そもそも中高生レベルでホストの内面まで見分けるのは至難の業である。というか大人でも無理だろ。
だいだいそのホストが本当に悪い人間だったらその子の人生は破滅である。
麻薬や覚せい剤に手を出したら基本的には再起不能である。世の中に反抗しているといえば多少格好良いかもしれないが、やっていいことと悪いことがあるだろう。
それと、携帯小説に登場するイケメン(らしい)男達は往々にして暴力的である。
DVときどき晴れ。
暴力は純愛のスパイスである。
だとすればこれは職場のセクハラなんぞもろともしない、明治時代をも凌駕する男尊女卑文学である。
滋賀県の教育委員会は本気でジェンダーフリーないしはDVについて考えたことがあるのだろうか?
そして安易な中絶。純愛ならそもそも避妊させようとするか、子供育てようとするか、相手に思いやりを持つのが普通の考えではないのだろうか?
以前、武田鉄也が新聞か何かで、性教育は性教育じゃなくて性交教育になっているという話をしていたが、そういう成果が着実に結びついたかのような内容である。
「愛しているからヤってもいい」
まさに性交教育の結晶である。子供が生まれる可能性も性病のリスクも中絶の危険性も何もない。大人なら単なるファンタジーでよいかもしれないが子供に読ませたら危険極まりないものである。
そして結構親友が裏切ったりするのである。
これを読んだ後にさすがに走れメロスは読めなくなるだろう。
裏切りを否定はしないが、一応、子供にはまず健全な思想を教えないといけないんじゃないかと思うんだが。いきなり大人の汚い社会や欲望バリバリの世界を教えてどーするよ?
そして、これがどうにも解せないのだが白血病による悲しいラストシーンである。
そもそも白血病という病気は苦しい病気である。
テキトーに手っとり早く死ねる病気であることなど断じてない。
もし身近な友達が白血病にかかり、かつ恋人がいたら、果たしてどう思うだろうか?その子は決して悲劇のヒロインのように美しくはない。白血病は苦しいし、患者は基本的に醜いのである。
差別的ととられかねないので説明しておくと、ようするに綺麗に死ぬというのは安楽死かよほどの高齢で大往生を遂げる以外基本的には無理である。
安易に病気を美化するよりは、病気で醜くなっても地道にお見舞いを続ける話の方がよっぽど健全であるし、もし携帯小説を推薦するならそういう話にすべきだろう。
だが悲しいかな、真面目に、一文学作品として評価されうる内容として書いた携帯小説でヒットした、というのは聞いたことがない。
もしそれでも、本当に教育委員会のメンツをかけ、楽しく、読みやすく、かつためになる作品を選び出せるというのであればそれは素晴らしいといえるだろう。
しかし選定を検討している理由の一つが「ベストセラー=いいもの」というのは安易極まりない。
街の書店ではなく教育委員会である。さすがにそれはまずいだろう。数字だけでは測れない価値のあるものを探し出すのがある意味彼らの仕事ではないだろうか。
結局選定をする側も本を知らないということではないだろうか?
もし「どんな本が好きですか?」と聞かれたら普通に本を読んでいる人は、「恋愛小説」「歴史小説」「芥川龍之介の書いた小説」といった答え方をするのかもしれない。
だが、彼らをみていると、
どんな小説が好きですか・・・
・・・ベストセラー
という答えが返ってきそうである。
こういう基準で本を勧められる子供達は不幸ではないだろうか。
とりあえず、選定云々以前に、まずは本の選び方や楽しみ方を子供に教えてほしいと思う。
ようするに、あらすじを教えておき、そこからいくつかの楽しみ方を提示し、子供の個性を引き出すような方法を教えればいいのである。
とはいえ教育委員会。自分達に都合いい「感想」しか求めてなさそうだからそれを実現するのは難しそうだが。
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