私がお世話になっているg漢方医は凄い量の知識である。医学大学を海外を含めて四つ出ておりそれぞれ専攻科が違う。更に漢方を著名な漢方医に師事していたようで色々なアドバイスと治療をしてくれている。g医師が言う事には中国に行くと信号が全て青になってしまうそうである。純粋な人間なので本当だと思うが。抗がん剤治療中も何かと気にかけてくれて漢方を処方してくれて助かったしg医師のお陰で乗り越えられたと思っている。かなり厳しい事も平気で言ってくるがそれが癌治療医の本音なのであろう。当初は寛解と完治を目指すと私が主治医に言われた事を話すとg医師は、意味がわからない。共存しかない、と言われた。意味がわからないのは私の方であった。ところが主治医が、ステージ4でここまで多数の遠隔転移をしていると殆ど治らない、と主治医の言う事が変わったのだ。今でもカーッと来たが女房が前に寛解を目指すと言いましたよねと言ってくれた。主治医は言ってないとは言わなかったが、それでもここまで治っているという良い意味で言ってます、と釈然としない言い方をされた。重要な事なので信頼関係が

崩れる話であった。完治という事だったから量も頻度も通常の倍以上の抗がん剤治療を頑張って来たんじゃないかと怒鳴りたかった。この事をg医師に言ったところ主治医の言葉を怒っていたが何回も癌と共生共存をする事は治らないとか死ぬという意味ではないと教えてくれた。g医師の患者で四人も10年以上共存している人がいる事、国立大病院の医師である患者は70才以上で酒もタバコも辞めないで30年以上共存している方も紹介してくれた。細かい検査時数値も言ってくれた。それで私も共存の意味がわかったのである。その説明の中で、日本人でとんでもない発見をした医師がいてその医師のお陰で癌の定義が後数年で変わるというのである。癌に効く薬も変わるし増えるかも知れないとの事であった。ここからが問題であるがその先生の理論が難しすぎてまだ理解できる研究者や医師が極めて少ないらしいのである。今日もg医師からメールが来てその事が書いてあった。難しすぎて世界の医師や研究者が理解できる人が極めて少ないなんて事があるのだろうか?民間治療について怒っているほどの方なのでいい加減な話ではないと思うが他から聞いた事がない。免疫チェックポイント阻害薬が出て来た時は実用化まで何年かかったのであろうか?人類は遂に人工知能を今の状態にまで高めた。私が子供の頃は鉄腕アトムというロボットアニメがあって全くの遠い未来の話であったが人工知能は近いところまで来ているではないか。癌についてもどんどん解明されていくのであろうから癌の定義が変わって治せる癌が増えるのも遠い話ではない事を期待して待っていたい。次回まで!