私がその人間と付き合い始めたのは私が大手企業の関連会社の管理職で相手のAはメガバンクの支店の二番手であった。Aが超優良大企業にいた頃に知り合ったため信用していた。頭文字だとわかる人にはわかるので人物をAとした。その人間が銀行を辞めて外資保険屋に行き数年後に保険代理店を出した。何でも相談する中でもあると思っていたので17年間の付き合いをしていた。お金には綺麗ではないなと思っていたが私は不動産業界にいたので金融業と不動産屋の汚い奴を散々見てきたため、頭抜けて酷いとは思わなかった。自分で言うのは憚るが私は周りからも言われているが最低でもお金だけは綺麗にしようと思ってやってきた。だからと言って私は成績的には稼いではいた。しかしAは銀行でも保険でも成績がかなり上位ではあったがムラがあった。長い付き合いでもあった為、Aが独立する時には全ての保険を解約してAの会社で入ってあげた。質が良くない保険を売りつけられていた事に気がついたのも後の祭りであったが。

ある時Aから、周りで癌が治らなくて悩んでいる人はいないかとか私の知り合いの著名人からまだ闘病中だった小林麻央さんに繋がらないかと言ってきた。何でかを聞くと、ある世界的な外科医の弟子で放射線照射機の名医Bがいるから殆どの癌は治せると言われてる。だからこの治療法を広めたいので有名人や末期癌で見放された人を紹介してくれと。患者は治るし厚生省、政治家の癌利権で広められない治療機も世に出れるから世のためのボランティアだと言われた。最初は私もそんなバカなと言う事を思っていたが、ある日その世界的な外科医とB医師と会わせるからとA主催の講演会に招かれ外科医とB医師と何回か話もした事でスッカリ私は信じてしまった。もう少し詳しく言うと放射線機器の正体はサイバーナイフであり、講演ではB医師も名外科医も自分の経歴とサイバーナイフでの実績を話しただけでこの方々は詐欺でも嘘でも何でもない。Aがその医師を利用して殆ど全ての癌が治るなど嘘を交えて私やそこに呼ばれていた人間に説明していた。ここが詐欺なのである。講演後にAがこの医師を紹介して医師の紹介料を貰おうとか講演料をピンハネしようと持ちかけてきた。私は周りに他の人もいたが構わずに、そんな人の命に関わる事でそういう事をするのは辞めようと言ったら、B医師からもお金の話は公認でそんな高額じゃないし広めるのに広告料もかかるし会場代や交通費もかかるのだからなどと説明してきた。その時は情熱大陸やNHKにもかなり出てる外科医とB医師の毎日18時間の勤務時間等の情熱的な話を本人から聞いたのでいたく感動していたし厚労省の妨害があり、広める為のお金の事は多少は仕方ないのかと思ってしまった。ましてやこれで困ってる人が助かるなら綺麗事ばかりではないしなと。しかも当時は私の周りに癌患者はいなかった事もあり実際に紹介する人の見当も実感もなかった。数ヶ月後に偶然にも後輩から親父が肺癌で余命三ヶ月であり主治医との関係が悪くて親父が可哀想だと相談が来た。そこで私はAに繋いでしまった。本当に悔しいし後輩には申し訳ないと思っている。Aはお金は貰わないからと私に言い、すぐにB医師に言うとあっという間に転院となったが親父さんは亡くなってしまった。後輩に聞いてみると、Aに三十万払った事、B医師の誤診があった事を聞いた。私は慌てて弁護士の紹介をして費用も私が一部持って残りはAに払わせようと思ったが後輩から弁護士の件を止められた。それでも怒りが止まらなかったのでAに金を返すように言いに行った。Aは貰ってないと最初は言い、その後少しだけだだとか苦しい言い訳をしてきた。更に詰め寄ると私に恐喝だの契約書があるだの録音してるだの開き直り出した。誤診の件はAから私に何も言って来てないしAが私に問題はなかったと真反対の報告をしてきた事を詰めた。次が腐った人間の性根を見た答えだったが、Aは後輩があれだけバカなんだからその親父も家族もバカな血を引いてるからバカなんだ。B医師がそんな間違いするわけないと言い出したのだ。後輩がバカで優秀なB医師の言う事をバカな家族全員理解できなかったと言ったのである。本当に殴り殺そうかと思ったがAの事務所内だったため、録音されてるし社員もいたしで帰ったが怒りで帰り道の記憶が薄いほど私は怒っていた。早速Aからの保険を全て解約し知り合い達にもその件を話して解約を勧めたが知り合い達は私よりも先にAと絶縁しており解約していた。保険内容が酷くて皆んな切り替えていた。色々な関係者から聞いたがその後もAは色々な不動産取引を不動産免許もないのに銀行時代の客の地主を騙して仲介業やコンサルタント業をやって数千万の項目不明なコンサルタント費を取っていたり夜のいかがわしいスナックだかキャバクラも経営している。本来は堅い仕事である保険代理店社長が税金を誤魔化す為だろうが現金商売で儲かるからという理由で夜の店の経営なんてやるのはおかしい。そんな人間なので有名暴力団員が出入りするようになり私の知ってる人間は見事に全員がAとの付き合いを辞めたので詳しいAの情報が入って来なくなった。ここでは書けないがその後、ちゃんとまともな方法で私は社会的にAには責任を取らせた。それが原因で保険代理店は保険元から所属を別の代理店に移された。しかしまだ保険セールスはAの代理店名でやっているし会社は存続しているようでOB面してメガバンクの支店にお客を紹介して貰おうと出入りしているようである。追々余罪等を書いていくが人の不幸につけ込んでお金にするこんな人間もいるので気をつけた方が良いと思う。しかもメガバンク出身であり、外資系保険会社のメジャーな会社にも勤めていた。経歴的には六大学も出ており立派に見える人間がである。有名外科医師は亡くなったがB医師は利用された事に気がついたのであろうか?わからない。私の恥部を晒させて頂いたのは後輩(幸い私との仲は継続している)家族への償いの気持ちをこめてとこういう悪い奴がメガバンクOBの肩書きで有名医師を利用して困っている人間を狙っているという事を知って貰い、藁をも掴む気持ちから騙されないで欲しいと願うからである。本当は被害拡大防止の為に実名を公表したいくらいである。

他にも外資系保険外交員所属でで成績の為に嘘をつく事が何でもない高成績者も知っている。こういうとんでもない詐欺輩を避けるには、相続や癌罹患のような大きな困り事は銀行や保険会社には相談しない方が安全だと思う。ちゃんとした方もいるとは思うがこの業界の何百人もの裏を見てきた私は一人しか巡り会わなかった。ただ本人が悪人であるだけではなく会社の営業の姿勢や売った月と売れなかった月の給与差が大きい評価方法がそのような輩を生み出してしまう。良い商品を扱えるわけではないので手持ちの商品しか売れない事を考えれば歩合が高くて儲かる商品を何とか売ろうと工夫して勧めてくる。金融庁から厳しい商品チェックを受けているがそういう輩には関係ない。事実、そんな事をまとも聞いていたら食えないと堂々と話す優秀成績者を何人も見ている。私はA程のワルは流石に見た事がないが他にも私が見てきた保険屋や銀行等で本当にあった酷いセールスのやり方を追々書いていきたい。兎に角騙されないように余裕がある時にブレーンを見つけておく事が大切だろう。特にAについてはまだまだありウチの顧問弁護士にも相談済である。折に触れて注意喚起しながらご紹介していく。次回まで!