抗癌剤治療中は食欲が落ちていたので野菜ばかりを食べていてはタンパク質や栄養素が足りなくなるので注意をしていた。しかし大腸癌だったので腸内環境を食物繊維を取って整えるという事と野菜ジュースや野菜スープを勧めている癌患者が多いので毎日欠かさず食していた。抗癌剤の副作用で便秘が酷かったのでその改善には最低でも良かったと思う。哺乳類から遺伝子的に遠い野菜は遺伝子的にも害が少ないと武田邦彦教授も言っていたので今も野菜は多く取っている。アメリカのホプキンス大学の研究である抗癌食材をよく具にしていた。にんにく、生姜、塩は海塩か山塩の自然塩、キノコ類をベースにキャベツ、玉ねぎ、ゴボウをローテした。と偉そうに書いているが女房が殆ど作ってくれた。もう頭が上がらないが今は暴言、妄言を叩きつけられる。味付けは醤油やトマトベースがあまり好きではないので、沸騰しない様に味噌を溶かして飲んでいた。その他には、大豆食品、ブロッコリー等のアブラナ科の野菜、発酵食品を食べていた。どんどん食べた方が良い食材が多くなっていったので、お腹が一杯になってしまう。タンパク質が取るためには、私の場合には鶏胸肉をにんにくでステーキにした。これをポン酢で食べると胃が活発になるので食欲が湧いた。炭水化物は癌のエサだと言われているが大学教授と主治医等に確認したが、確かにその通りであるが炭水化物を取ると癌に良くないというエビデンスもないとの事だったので玄米や麦飯、十穀米で食べた。癌をやっつけるというケトン体質はダイエットとしてRIZAPが流行させたが癌が発覚する前に私はケトン体ダイエットを実施していたがご飯が好きなので結構ストレスフルだったので抗癌剤投与中は気にするのをやめた。その代わりに今でも16時間絶食状態にするオートファジーを働かせる様にしている。食べられなくても気にしないでケトン体質とかオートファジーとかファスティング絶食とか癌に良いという理論を勝手に思い込んで考える様にしてストレスにならないようにしていた。それでも仕事が出来ない事や一生これが続くのかという不安から軽い鬱になっていたと思う。そんな時は友人と電話したりメールして学生時代のバカ話や病気とは関係ない話や時にはとことん治療の話をして安心できるように努めた。本当に友人達には感謝しているし友人達が癌になったら同じように接していこうと思う。先輩に膵臓癌ステージ3と二つの癌を克服して七年経過している方がいる。その方と情報を共有しており、野菜スープと野菜ジュースを飲んでいる。ふきのとうやなまこに抗がん剤の素が見つかったと聞けば取り寄せてお互いに飲んだりもした。効果はわからないが気持ちの上では心強かった。スポーツの同じチームの良きライバルではないがそんな関係に似ている。癌というのは色々な事を私から奪ったが逆に経験も与えてくれた。これを天命と思って何を遺していけば良いのかブログを書きながらいつも考えている。次回まで!
※今夜のボクシングが楽しみで仕事が手につかない。武居対比嘉、井上尚弥、ある意味で癌治療と同じで彼らも命懸けの試合をするだろう。最近のスポーツ選手は大谷翔平君や早田ひなちゃんのように素晴らしい人間性で見本となる生き方をしている選手が多い。世に出ていない選手もそういう子が沢山いる。元スポーツ選手だった癌患者として彼らの中で将来癌に罹患した選手が出たら、難しいが私も見本となれるように生きていきたいと思う。