日記:11月2日(月)

 

きょうはお寺から、お坊様と教区担当の役員さんが

訪問してくださいました.ゴタのお寺は日蓮宗の

お寺です.日蓮宗では毎年11月になると、御尊像

(日蓮様のお人形)にお綿掛けをします.

 

どういうことかと申しますと、日蓮様は安房の国の

御病気の母上のもとに看病のため戻られたのですが

その途中に、安房の役人、東条景信の一門に襲撃を

うけ、そのとき、眉間の傷を受けたのです.その

傷が冬になると痛むので、お綿を掛け痛みを和らげる

のです.

 

午後2時、今年も無事、お綿を掛け、お果頭(かとう)

という襟をとりかえました.

 

800年ほど前のことだ.762年前だ.

地頭の東条景信一門が、日蓮に刃を向けて襲いかか

った.

世に言う「小松原の法難」である.

 

日蓮のお付きの工藤吉隆と日蓮の弟子、鏡忍坊

が身を挺して守った.ゴタはそのとき、腰を抜かして

「ひえ~」と言って、四つん這いで逃げ帰った.

工藤吉隆が声をかけた「おい、ゴタ坊、師匠をおいて

逃げるとは何事か」

 

あれから762年.お綿をおかけして、「先生、あの

ときは見捨てて逃げてすみませんでした」

 

そう思いながら、お綿かけのあとの勤行中、

お祈りしました.

 

でもどうだろ? ふたたび同じ場面に遭遇したら

また「ひえー、お助け~」と言って師匠を見捨てて

逃げ帰るような気がする.

 

おいらあと10000年ほど、悟りには至らないだろう.