さすらいの青春(363)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【363】——————————

  Il  était  là,  dans  son  grand  manteau,  
comme   un  chasseur,   à   demi  penché,  
prêtant  l'oreille,   lorsqu'un   extraordinaire  
petit  jeune  homme   sortit   du  bâtiment  
voisin,  qu'on  aurait   cru  désert.
        
  
 ——————————(訳)——————————————

モーヌはそこに立っていた.大きなコートを
まとっていた.狩人のようないで立ちだった.
やや上半身を傾けて、耳を澄ませていた.そ
のときだった.人がいないと思われた隣りの
建物から、異様な小柄の青年が出てきました.
 
 
——————————⦅語句⦆———————————
        
Il était là:彼はそこにいた.(階段から下りて
   きたモーヌは、そこでかすかな歌声の
   ようなものを聴こうと耳をそばだてた
   のだが、まさか地面に座り込んでいた
   わけではあるまい.モーヌはそこに佇
   んでいた、立っていた、ぐらいに訳し
   てもいいと思うが試験の答案では「彼
   はそこにいた.」が無難です.   
extraordinaire:(形) ❶異常な、不思議な、
   ❷並はずれた:❸すばらしい 
désert, e [デゼール、デゼルト]:(形) ❶ 無人の
   人のいない、❷人気(ひとけ)のない、
   寂しい