日記:11月2日(日)
私たち日蓮宗のお寺では、宗派にもよりますが、
11月1日からは、日蓮さまのご尊像にお綿を
掛ける慣わしです.これは、小松原の法難で日
蓮が頭に刀傷を負われたことで、寒い冬になる
と痛むのだそうで、信者たちは、毎年、この日
に各自宅でもご尊像の頭全体を綿で覆って差し
上げるのであります.
一昨年までは、この行事を父が行っていたので
すが、父が他界し、昨年は、私がお綿かけと、
おかとう(かの字がでません.「果」の下に
「衣」と書きます.「とう」は「頭」の字を
当てます.早い話がお衣です.そのおかとう
を私が初めて、自分でお取替えしたものです
から、法事のときにお坊様から、「掛け方が
間違っています」とご注意を受け、今年の
11月1日は、お坊様が我が家においでくだ
さいまして、掛け方をご披露してくださる予
定でした.
ところが急遽、お寺さんではお葬式が入り、
お坊様から日延べしてほしいとの連絡があ
りました.
もちろん、そうしてください.本来なら私
もご信者のよしみ、参列させていただくべ
きところ、歩行に支障があるので、失礼さ
せていただきました.
その日延べされた今回の予定日ですが、4日
に決まりました.明後日です.そういうわけ
で、きょうと明日は、ちらかった仏間のお
掃除でございます.
思えば、人が来る、というのはとてもいい
ことだ.誰も来なければ、きっと掃除はし
ない.ますます部屋は散らかる.ゴミの山.
一句できたぞ.
「来なければ部屋は散らかるゴミの山」
先生 :これは俳句ではありません.才能なし.
司会者 :ゴタぴょん、才能なしのお席へ~.
ゴタぴょん:いや~ん