49日の法事のあと、どうする?
引退かそれとも…


結論:引退します.

理由:父と同じ心筋梗塞で入院したことがあり、
   今でも、急に走ると、心臓発作を起こす
   ことがあります.


コロナ騒動がおさまったころ、父の健康がすぐれず、
介護のため長期に渡り仕事を休んでいました.
都合4年間、仕事には従事しておりません.

仕事というのは「通訳案内士」です.
ひらがなで書いて変換すると
「痛薬あんな医師」
ですが、にがい薬を処方する医者ではありません.
この仕事は医者ではなく、観光ガイドなのでした.

お客様を改札で待たせておいて団券処理に走り回ったりする
仕事です.

走ると心臓によくないのですが、お客様を待たせておいて
ゆっくり歩いて行くと、「クレーム」をいただくことに
なります.こんなものをいただくと、仕事はもうもらえません.

まあ、旅行会社は1社だけではないので、それだけで致命傷
というわけではないのですが、クレームはもらわないほうが
いいに決まっています.

そこで「引退表明」をしまして、各エージェントに登録抹消を
願い出ました.

そして今は、あのドクターXの「神原名医紹介所」の真似を
して「ゴタぴょん通訳ガイド紹介所」を立ち上げております.

登録メンバーは30人.各大手ホテル様にメンバー表をお配りして
外国人向けに当紹介所のガイドを起用してもらっています.

大門未知子のようなけた外れの2000万円のガイド報酬を
要求するガイドさんはいませんが、みなさん、日帰りツアー
の安価なガイドを担当してもらっています.

しかし少人数所帯なので、ときどき大手旅行社に優秀ガイドを
もっていかれてしまいます.

大手旅行社は、一度ツアーが始まると、1か月ほど帰らない
グランド・ツアーを持っていて、それをエサに釣るので、
こちらは釣られる側、「釣り堀」となっております.

「あんまり釣るんじゃない!」

と言ったところで、ガイドさんは「バイバイ」と言って
出て行きます.

そりゃそうでしょう.一回のツアーで80万円稼げたら
おいしいものね.

さて、完全引退をするのですから、もう年金だけでやりくり
しなければなりませんが、メンバーさんのお仕事の
5%をマネージャー手当で頂戴することになったので、
ちょっとだけおこづかいは入ります.ちょっとだけよ.