そういえば母も逆修戒名を受けていました.

 

母が他界したのはもう20年前の2004年、行年71歳

でした.戒名はあのお坊様からいただいた戒名です.父が

このお坊様のカバン持ち御奉公をしていたとき、母はお供

養の御奉公に出ていました.お供養とは、宗派によって若

干意味のずれがあるようですが、当宗ではお寺にお参りに

来るご信者さまに食事供養をすることで、飯炊きの御奉公

のことです.

 

この御奉公が認められ、例の日解上人から逆修戒名をいた

だいたのです.

 

逆修とは、生きているうちにいただくという意味です.

死んでからの逆、ということなのでしょう.

 

あらかじめ受けるので預修(よしゅう)とも言われます.

お墓だって、生きているうちに作っていいんですよ.

 

でもさすがに生きているうちに棺桶は作ってほしくない

ですよね.「早よ死ね」言われているみたいで.

 

なのに息子は「自称僧侶」といって屁理屈ばかりこねて

いるので死後が心配です.