ロビンソン・クルーソー(14)

 

 

これまでの学習貯金はもっとたくさんありました.

これだけ貯まっていました.こんなにたくさん

英語を読んできたのです.すごいことです.

あなたは語学の天才だ.あなたにノーベル語学賞を

差し上げたい.私はそうできる立場にないので

代わりのご褒美を差し上げます.

 

ご褒美

英語道初段

ただし人に言わないでください.内緒ね.

 


I  was  born in the year  1632,  in the city of York,

of a good family,  tho'  not of  that  country,  my

father  being a foreigner of  Bremen,  who  settled 

first at  Hull :   He  got  a good estate  by  merchandise, 

and leaving off  his trade, lived  afterward  at York, 

from  whence  he had  married  my mother,  whose
relations  were  named  Robinson,  a very  good 

family  in  that  country,  and from  whom  I was  call'd 

Robinson  Kreutznaer,  but  by  the usual corruption
of  words  in England,  we  are  now call'd,  nay we call 

our selves,  and write our name  Crusoe,  and  so  my

companions  always call'd me.

 

I  had  two elder brothers,  one of  which  was Lietenant
Collonel  to  an  English  regiment  of  foot  in  Flanders,  
formerly  commanded   by  the  famous   Coll.  Lockhart,  
and  was  killed  at the battle  near  Dunkirk  against  the
Spaniards.

 

———————————(訳)——————————––————————

 

私は1632年、ヨーク市で生まれた。土地の者では

なかったが、家柄はよかった。 父は外国人でブレーメン

出身でした。初めはハルに定住した:
商業を営んで、そこそこの財産を得ました。そして、事業

はやめて、後にヨーク 市に移り住んだ。 そこで結婚した

のが私の母だった。母方の親戚はロビンソン姓だった。

その州のきわめてよい家柄だった。その姓をもらって、私は

ロビンソン・クロイツェルと名付けられた。しかし英国風の
音声脱落により、そう呼ばずに、そして、読みだけでなく綴

りもクルーソーとなりました。私の周囲もみんな、そう呼び

ました。
 

私には2人の兄がいました.その一人はフランドル方
面英陸軍歩兵連隊付中佐でした.この兄は)嘗て、かの
有名なロックハート大佐指揮下にあったが、ダンキルク
近郊の戦いでスペイン軍に倒れ戦死しました.

 

 

—————————【赤色部分が今回の学習】——————————————————

 

 What  became  of  my second  brother

I never knew any more  than  my father 

or mother  did know what was  become 

of  me.

 

———————————(訳)——————————––————————

 
二番目の兄がどうなったかは私はわかりませんでした.
それは私の父、あるいは母が私がどうなったかを
知らないことと同様です.
 
古い英語なので、what was become of me と書かれています.
学校の英作文でこんなふうに書くとペケにされます.
先生はきっと、「was ではなくhad ですよ」と
添削してくださいます.
 
そこで恐れ多くもダニエル・デフォー様を添削してみます.
 
What became of my second brother I never knew any more than
my father or mother did know what had become of me.
 
古い英語は往来、成り行きなどを表す自動詞を完了形にするとき
助動詞にhave ではなく be動詞を使っていたのだと思います.
 
他動詞ならそんなことをすれば、受け身になってしまいますが、
自動詞なのでその点は大丈夫です.
 
それともう一か所 「not(never)~any more than」 という言い回
しですが、我々、昭和生まれのおじさん組は、学校の英語の授業で
習いましたが、会話重視の今の教育を受けている人たちはこういう
文章臭い熟語は習わないかと思います.~以上のことはない、とい
うわけですから「~と同様」と訳しています.