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このDVDは日本語字幕も日本語吹き替えもありません。

ドイツ語のみです.

ドイツ語の聞き取りの練習用にいかがでしょうか?

 

 

 

アルト・ハイデルベルク(4)


————————【4】————————————————
   
        1. Szene.

v. Metzing: (nervös). Das dauert heute endlos.
                  - Wer ist drin?
v. Breitenberg:Exzellenz von Haugk.
v. Metzing:  Was ist denn heute Abend?
             Nichts, wie? Gar nichts. Wie immer.-
       Ich bin furchtbar müde.
v. Breitenberg:(phlegmatisch). Ja, ja.
              (Blick auf.)Exzellenz.   


————————(訳)————————————————

        第一場

フォン・メッツィング : (いらだって).
             きょうは、やけに長く
             かかっているじゃないか。
             中に一体誰がいるんだ?
                
フォン・ブライテンベルク:フォン・ハウク閣下ですよ。

フォン・メッツィング : 今夜は何があるのだろう?
                     何もないでしょ? いつものように何もね。
             私はとても眠たい。

フォン・ブライテンベルク:(無気力に)
            そうそう、何もありませんよ。
                      (見上げる)   フォン・ハウク閣下。



—————————⦅学習ノート⦆——————————————

 < の記号は右が原型を表示します。
 語学書ではよく、<を使ったり、√表示をしたりします。
 私も真似してみます。

müde:  (形容詞、以下形容詞は、a で表記) 疲れた、眠い
furchtbar:(口語、文章両方)a 恐ろしい  (口語)  ひどい
        副詞(以下adv で表示) (口語)  ひどく
dauert: < dauern
drin: <darin = da + hin
         da は、そこ、という意味。hin は、中へ (方向助詞)
phlegmatisch:(a)無気力な 鈍重な
Blick… auf:<auf/blicken  (自動詞、以下 i と表記)  見上げる
       auf/blicken の中の斜線 /  は定動詞で分離することを表示
      分離動詞とは、たとえば、ein/laden (招待する)では

 Ich lade sie in die Oper ein.  私は彼女をオペラに招待する

 のように、前つづりが文末に来る動詞のことを言う。
話法の助動詞などが来ると、
分離していた要素は、元に戻り、分離動詞は
再び一体化して文末に置かれます

 Ich möchte sie in die Oper einladen.  私は彼女をオペラに招待したい

wie ~ :~のように
immer:  いつも
wie immer: いつものように


sein[ザイン]という動詞は文法上、コピュラと呼ばれることがあります. 
コピュラ(イコール文の指標動詞)については、ist(である)という
動詞の形で、前回ご紹介しました。
今回は ist のもとの形、seinについてみてみましょう)

             seinの人称変化

ich bin  私は~である     wir sind 私たちは~である
du bist   君は~である    ihr seid  君たちは~である
er  ist    彼は~である    sie sind   彼らは~である


    Ich bin müde.     私は疲れている(私は眠い)
    イヒ ビン ミューデ

 [私 = 眠い] というイコールの関係を作る文でした。
そして、定動詞の位置は、2番目の要素として置かれるのでした。
ですから

  müde という要素を1番目に置けば

 Müde bin ich.

となります.