ブッダの真理のことば・感興のことば(1)

 

 

☆  指定テキスト 
    ブッダの
   真理のことば
     感興のことば    

                                    
         真理のことば

————————————————————————————————
    第1章  ひと組ずつ
————————————————————————————————

  1.ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつく
    り出される.もしも汚れた心で話したり行なったりする
    ならば、苦しみはその人につき従う.——影がそのから
    だから離れないように.

 

汚れたことばで話す、というのは下心をもって、相手から

何かうまい汁を吸おうという魂胆があるような状態がひとつ

考えられます.

 

自分は勿論、そんな馬鹿なことはしないと思っていても、

うっかり相手から甘い言葉に騙されたりすることもあるでしょう.

 

そのとき、大抵、地団駄踏んで、腹を立てますが、ブッダの教え

を学んだら、もうそのような腹立ちからは解放されます.

 

なぜなら、その相手には「苦しみが基ついて行くのです」

これは無残なことです.

もはや、あなたが「仕返し」をしなくても、善因善果、悪因悪果

の法則で、あなたをだました人は苦しまなくてはならないのです.

 

それに追い打ちをかけるような「仕返し」などしなくても、

こういう自然法則により相手は悪の報いを受けるのです.

 

可愛そうですね.苦しみが、へばりついて離れないんだって.