夏休みの日記(13) 8月8日(日)
 
昨日は「苦諦」についてお話しました.
これは、シッダッタ王子が
アシヴァッタ樹の下で成道して、
ブッダとなったときに覚ったもの
だと言われています.
 
「苦諦」を生じる原因は煩悩です。
苦しみは煩悩に起因します.
この煩悩の集まりを「集諦(じったい)」といいます.
 
そして煩悩が消滅すれば、苦しみも消えてなくなります.
これを「滅諦(めったい)」といいます.
 
そしてその「煩悩」を消滅させる道が
「道諦(どうたい)」です.
 
合計この4つを「四諦(したい)」と言います.
これはブッダが覚り、そして成道後、
鹿野苑(ろくやおん)で最初に説いた教えとされています.
 
さて「煩悩」を消滅させる「道諦(どうたい)」とは
どういうものか、それは、8つの道、「八正道」という
ことになっています.
 
1:正見(しょうけん)    :正しい見解 

2:正思(しょうし)      :正しい考え

3:正語(しょうご)      :正しいことば
4:正業(しょうごう)     :正しい行動
5:正命(しょうみょう)    :正しい生活
6:正精進(しょうしょうじん):正しい努力
7:正念(しょうねん)    :正しい修行の目的を
                 心にとどめること
8:正定(しょうじょう)    :正しい瞑想
 
正しいとはどういうことでしょうか?
自分を贔屓にしないということです.
自他共栄するということです.
但し8つも覚えられないという人は
1つだけでも覚えてがんばりましょう.
 
あ、でもきょうはタコの日だからタコの足8本
に免じて、頑張って覚えてみましょう!
 
タコ仏教学院用務員助手ゴタでした.