サウンドオブミュージック(103)
【446】
Everyone was* anxious to have all his homework done
before supper, because then came the most beautiful time
of the day, the evenings spent together. A fire was lit in
the fireplace.
——訳——
みんなは夕食までに宿題をやってしまいたい思いで
やっきです.なぜなら、一日の最もうれしい時間が
そのときにやって来るからです.夕べの時間帯は、み
んな一緒に過ごしました.炉辺には火が燃えていまし
た.
《語句》
* was いきなり*印をつけたので、面食らってしまった方
ごめんなさい.本文訳も本来は
「みんなは夕食までに宿題をやってしまい
たい思いで やっきでした.」
のはずですが、この文章と次を現在形にしました.
勿論、学校の試験でこんなことをすれば、減点されて
しまいます. ここだけのお遊戯です.
全部正直に過去形にすれば、単調で面白くなくなるの
で. 尚、この手口は、以下ずっとやっていきます.
テキスト側の動詞はほとんど「~ed」になっていますが、
逆に、訳文側はほとんど「~です」たまに「~でした」
も混ぜます.
基本的に自叙伝は、全て過去の話です.まあ
日記の公開版だと思っていれば、当たらずとも遠からず.
【447】
The older girls brought their knitting, the younger ones their
dolls ; the boys and their father usually worked on wood,
carving or whittling ; and I, settling in a most comfortable
chair, started to read aloud.
——訳——
年長組の女の子たちは編み物を持ってきました.幼少組
はお人形を; 男の子たちとお父様はいつも大抵、木材
加工で、削ったり彫ったりしています.そして私は
といえば、座り心地のいい安楽椅子に座り込み、声に出し
て読み始めました.
《語句》
whittle (自/他)(ナイフなどで)(木などを)削る
削って~を作る
I, settling in a most comfortable chair, started to read aloud.
慣れないとわかりずらいですが、主語のIと動詞の
started to ~の間に、長い挿入句が埋められています.
「こんなとこに埋めていいのか.」
ご立腹はしばらくがまんしてお聞きくださいませ.
この手の挿入は、always とかoften などと同じように
主語と述語動詞の間に、よくポツンと入ってきます.
I started to read aloud.
私は声を出して読み始めました.
この文に挿入されたのが
settling in a most comfortable chair
安楽椅子に座り込んで
most の前の冠詞がthe ではないぞ、とお思いの方、
鋭い! 実はヨーロッパの英語ではmost を
最上級ではなく、very (とても)の意味でよく
用いられます. 「とても座り心地のいい安楽椅子に
座り込み・・」ということですね.
settling in は「ゆったりと座る」、「腰を落ち着ける」
という意味です.椅子にひじ掛けがついていれば、
on ではなくてin が使われます.
sit on ~ (ひじ掛けのない)椅子に座る
sit in ~ ソファーや安楽椅子など、
身が沈む椅子に座る
settle in ~ 同上