12月1日(日)

【モントレ・グラスミア様ご斡旋。上海のお客様その1】




 午前7時50分。淀屋橋。


  遠くに見える人は、あれは誰だ?


   

  あ、やっぱり、陳(CHEN) さんでした。
  上海出身の日本在住中国人。

  今、中国語教室を、開いているそうです。

  その陳(CHEN チェン)さんに、
  本日は、補助ガイドをお願いしています。


   【日産レンタカー淀屋橋】


  ここで、昨日、予約していた
  ブルーバード・シルフィーを借り受けます・・・・・

  という予定だったのだが、


店長  :  山田はん、すんまへん。
      昨夜、山田はんの、予約しはったシルフィーを
      堺営業所から、こちらへ、回送する途中、
事故を起こしてしまい、
      今、シルフィーが、ないのです。


山田  : (そして、私は金がない・・・なんちゃって)
      代替車でかまいませんよ。


店長  : 8人乗りワゴンはいかがでしょう?
      シルフィーと同じ料金で結構ですので。



山田  : はい、もちろん、それで、よろしく。


ヽ(゚◇゚ )ノ 車

何と、営業所の店長、気を使ってか、ワゴン車の中で、
   一番上等の車、
   日産エルグランドを貸してくださいました。 ドキドキ





店長  :  あ、山田さん、きょうはね。
年末抽選会。どうぞ、くじを引いて下さい。


山田  :  ありがとう。でも、私は、くじ運がどうも悪くて・・・・

 
    ぶーぶー
   と言いながら、三角くじを引いた。

   そしたら


何と、当り~   

                   

店長  : 山田さん、おめでとうございます。二等賞ですよ。
      きょうの、レンタカー代は、半額になります。


山田  : へっ?



店長  : シルフィー料金の半額ということで、
      お願いいたしますね。
       

山田  : はい、それはもう・・・



   いい気分(温泉)旅ゆけば~温泉

   一体、どのくらい、安くなったのでしょうか?

   エルグランドを通常価格で、借りると、24480円
   山田は、会員価格になります。会員価格は、19215円。

   一方、ブルーバード・シルフィーの通常価格は、11800円。
   会員価格で、9345円。

   なので、本日の借受価格は、9345円の半額で、4670円。

   先払いしていたので、4670円の返金となりました。


     

     誰が、ラッキーなのですか?

    はい、山田がラッキーです。

    ラッキーを運んでくれたのは、誰ですか?

    ドル袋 陳さんかも。

    だったら、陳さんに、半分渡せ。

      女の子


山田   : 陳さん、きょうは、お昼、招待しますからね。


陳さん  : そんな、気を使わないで下さい。


  
    車の用意が出来ました。
    出発の時が来た。

    友よ、出発の時が来た。


山田  : 行ってきまーす。


店長  : お気を付けて。



        

    鼻歌交じりにドライブです。
    淀屋橋から、オーキャットの、
    モントレー・グラスミアまで、
    約10分のドライブです。

    モントレーグラスミアは、もちろん、ホテルですが、
    結婚式場がコンセプトの施設です。
       
    さて、お迎え時間は、午前8時30分。
    現在時刻、午前8時10分。 

(つまり、5分でやって来た)



ガードマン  : ここに止めてもらったら困ります。
       

山田     : ここに止めなければ、私が困ります。


ガードマン  : どんなご用件ですか?


山田     : お客様のお迎えです。


ガードマン  : ここに宿泊されているお客様ですか?


山田     : そうです。
  (あったりまえじゃ。)
( ガタガタ言うんじゃねえ!ヾ(。`Д´。)ノ )


ガードマン  : 何分に出てこられるのですか?


山田     : 8時30分です。


     腕時計 ガードマン、時計を見ながら・・・


ガードマン  : わかりました。じゃ、いいでしょう。
         ただし、
         ここは、タクシー専用待機場所なので、
そこの隅に着けて下さい。


     船

        車を隅に止直し。うるさいのは、釘を刺して、
        立ち去りました。
        こんな、釘・・・

    「必ず、運転手は、車に残って下さい。」
   
                      
    【ミニ教訓】 聖人去って、幸を残す。
           美女、立ち去って、香りを残す。
           うるさいおっさん立ち去って釘を残す。
 


陳さん :  お客様は、ロビーで、待っているので、
       私、ロビーに行って来ます。

    
山田  :  よろしくお願いします。
私は、車で待機しています。
 

      カチンコ 約5分経過
                 
ガードマンの姿が見あたりません。
                  

    ゴタも、ロビーに上がりました。

    ここ、モントレ・グラスミアのロビーは、
    22階にあります。               
    ロビーでは、フロントの人と、
    陳さんが、やりとりしています。
 
    フロントでは、お客様の名前を聞いています。
    ZHENGさんだと言ったのですが、
    下の名前を言ってくれと言います。

    メモ書きした紙を持ってくるのを忘れたので、
    部屋番号も、下の名前も
    覚えていません。

     メモ


山田    :  ZHENG さん2名様のお迎えの件は、
         昨日、マネージャーさんから、
         紹介を受けているのですけど、
         それでも、わからないのですか?
          伝言は、なかったのでしょうか?
 
フロント  :  マネージャーの山猫は、きょうは、
休みでして、それに、同じ名のZHENG
         さんが、他にも、お泊まりなので。


山田    :  だから、ご夫婦だってば。


フロント  :  そうこの方も、おっしゃるので、
その部屋に電話をしてみたのですが、
         どなたも、出られなくて。


山田    : じゃあ、きっと、朝食ラウンジだ。
朝食ラウンジは、どこにありますか?


フロント  :  23階です。


山田    : ありがとう。
じゃあ、チェンさん、
        上の階に行って、ラウンジで、
        ご夫婦を見つけて下さいな。

私は、車に戻らないと、さっきの
        ガードマンに、駐車違反の紙を
        貼られてしまいそうなので。


           (◎`ε´◎ )   

        急いで、下に降りて、車に戻りました。
        ガードマンがいます。怖い顔です。


         「すみません、おトイレに行ってたもので・・・」


        ガードマン、納得した顔で、


         「上まで行っていたの?」


         「はい。」


     「下にもあったんだけど、まあ、いいです。
          高級感溢れるロビーだったでしょ?」


       (お、だいぶん、うち解けてきはったで、
このガードマン!)
 
     「あ、はい。そうですね。」

            

     待てしばし。Warte nur balde.
     Wait a moment.
     アトン アンプー
     

     やがて、みなさん、お出まし~・


   お客様は、ジェン・ユン・スンさんご夫妻。
どれが、家族名やら、個人名やら、不明。
   とにかく、まとめて、こう呼ぶことにした。
   もらったサインを見ると、どうも、勇雲のような漢字です。


ご夫妻 : 你好(ニーハオ)


山田  : 你門好(ニーメンハオ)
      門はイ
      (人偏がつくがパソコンにないので、門で代用)  



    【奈良へ】         
   

     きょうのコースは、奈良~京都~大阪です。
     初めの契約では、
     奈良8時間コースとして、受けたので、
     追加料金を取ることが
      できましたが、直接交渉が出来ないため、
シルフィー8時間コース
     のままで、承諾した。

     
くもり

     

      ワンパターンのゴタ。
難波からスタートしたというのに、
      相変わらず、森の宮まで、
      下を走ってしまいました。

堪忍どっせ。あほやさかい。



  【第二阪名トンネルの長さは、6000mもありません。】


    ずいぶん、長いトンネルなので、
日本一長いトンネルのようですが、全国第16位。
    長さ、6キロに満たないトンネルです。

    人は、暗い中だと、恐怖のあまり、

「早く抜け出したい」

と思うのでしょうか、
    実際よりも、長く感じられます。
5578mであることは、トンネル入り口に、
    表示看板があります。
    
    なので、

    外国人は、だませても、日本人と中国人には
    いつもの嘘は、通用しませんよ~、ゴタはん。

    しっぽフリフリ

   
     高速道路は、すっからかん。
すいています。あっという間に、奈良県です。

     

      【東大寺】

    大仏前は、バス専用駐車場になっています。
なので、係員は、乗用車に

      「だめ」

    のジェスチャーをして、入れさせません。


      「これ、バスなんです。」


    と言って、うまく、くぐり抜けても、料金所で、


    「ああ、だめだめ、ここで、ターンして、出て下さい。」


    と言って、追い返される。



   【教訓】  うそついても、ばれる。 人間、正直が一番。

      (しゃーないやっちゃ。)

     山田ワゴン車、口をもごもごさせながら、出て行ったとさ。

     出口には、コインパーキングがあります。
   

        「 じゃあ、ここに、止めましょう。」


     さて、駐車して、出かけようとすると、
     係員がすっとんできた。


        「 だめ、だめ、そんな止め方は。
          ちゃんと、車止めにかかるように
枠のなかに、きちんと駐車して下さい。」


     見ると、タイヤが、車止めに達していません。
コインを入れなくても、脱出できる状態です。


         「 残念。」


    【教訓】 ずるいことしたら、あかん。


     大仏さんは、749年に完成。
752年に開眼供養。
     たとえば、鉄人28号のプラモデルが完成してから、
     モーター電池を付けて、
動くようにしたのが、3年後ということ。

     大仏さんは、749年に、ずうたいが出来上がって、
752年にたましいが入った。

     その後、七堂伽藍が次々と完成していった。
その中には、七重塔がある。


     中国人へのガイドなので、
唐の時代であったことを説明する。
     そうすると、お客様、

          「鑑真和上」

     の名前を挙げた。ピンポ~ン

       
山田   : ご希望とあれば、唐招提寺に行きますよ。


陳さん  : 山田さん、そんなに、何でも言い過ぎると、
       京都で、時間が足らなくなりますよ。


           ヾ(@^▽^@)ノ       

   山田の発言は、通訳されませんでした。
   自立神経を持つ人間は
   生きていくのに便利がいい。
        
   さて、東大寺から、京都に出発。

    日程は、

   祗園~昼食~二条城~清水寺

      が、

    日曜日。花見小路は、通行止め。


   禁止

         
山田   :  歩いて、連れて行ってもらえます?


陳さん  :  ごめんなさい。
        私、初めての場所だから、無理です。


     NG 


     もうひとつの祗園、白川に来ました。
     お客様、大喜び。だって、たくさん、
     芸子さんや、舞妓さんがいましたので。

         
  【山田錦のガイド教室レッスン1】 

    お楽しみのところに、偽舞妓なんて、説明するな。
           
          
      チューリップ赤


    白川通りから、その北に平行して延びる路地は、新橋通り。
    一帯は、風致地区です。
    ここで、エクスプローア開始。

    山田班が車に残り、陳(チェン)班が探検に出る。


山田班 : 行ってらっしゃい。


陳班  : では、山田殿。留守を頼みまするぞ。            
(チェン)


 山田班の構成メンバー    : 山田
 陳(チェン)班構成メンバー : 陳(チェン)さん、ご夫婦

   (-^□^-)

   待っている間に、
   高速料金の立替金の計算と、請求書作成に
   大わらわ。忙しいんだぜ。
   でも、そのあとは、ヒマだぜ。


  【あ、お戻りですか。では、食事場所へ。】


   白川を出発。これより、ランチタイム。
   お刺身のリクエストだったので、
   当然「がんこ」だと思っていたのですが、
   通訳者、陳さんの説明では、みなさんは、
   ファミレスがいいのだそうです。

   「がんこ」だって、ファミレスだぞ・・・
    というがんこな考えは捨てて、

   山田ツアーの定番「さと」に向かう。

   五条高倉には、「さと」と、幾つかの、
   レストランが、集まるランチゾーンが
   あります。突撃じゃ~。

   日曜日のファミレスは、駐車場がぎっしり。
   とりあえず、みなさんに降りてもらって、
   先に店に入って、順番取りを頼みました。
 
   山田、ゆっくり、止める場所を探す。

   あった。 
       
   へんぴなところ。ド田舎。
   まあ、でも 店まで、100歩の距離。いいやん。


   あとから、入ると、やっぱり、満員。
   待ち時間は、15分という。


      「待ちましょう」


   待っている間、メニューを見せます。
    
   だいたいをインプットしていただくと、      
   決める時間が短縮できる。

   お刺身の和膳が内定。
   山田も、陳さんも、気遣い、その価格を
   超えないように、注文の品を内定。

   奥様も、まぐろ丼とそばのセットが内定。

   我々は、注文が決定した。 そのとき、


     「山田さん、4名様~。」
  

   お声がかかり、無事、テーブルへ。

   フィリピンのお客様は、注文が多く、
   デザートにも、こだわりがあって、
   オーダーには、時間がかかるのですが、中国の人は、早い。

      「これ。」

   
      「それだけでいいの?」
        
  
      「トゥイ」 (そうだよ)

           
   【料理が来ました。】


    みなさん、中国語でたのしい会話。
    山田、語学力不足により、参加できず。
      
    当然、食べることに専心するので、
    先に平らげる。あとは、

    何か、知らんが、適当に、話を合わせ、にこにこ。

        チンティエン シンチー リー。


         【お会計】

    本来、約束であれば、山田が、陳さんの分を出すはず。

    まとめて、お客様が、
    山田の分も、もちろん、陳さんの分もお支払い。

        シェー シェー。