4月11日 (木)


    【ニューオータニ、午前10時】


  午前10時まで、あと20分。
  ゲストリレーションズに行って、
  この1週間の経過報告を
  していました。


コンシェ
ルジュさん : ねえ、山田さん、お客様のリムさん、
        どんなお仕事をなさっているのかしら?


山田   : 奥様のトレーシーさんは、
       専業主婦で、旦那様のエンディさんが、
       元、相場師で、今は引退して、
       株式配当で生活なさっているみたいです。


コンシェ
ルジュさん: まだ、お若いようですけど。


山田   : エンディさんは、40歳だとか。
トレーシーさんは、
       旦那様から、聞いたところでは、
35歳なのだそうです。


コンシェ
ルジュさん :トレーシーさんって、
まだ20代に見えますものね。



    ご夫婦のうち、トレーシーさんが登場、
    この会話は、強制終了。


トレー
シーさん : Good morning, Yamada san.
 Endi is sleeping.
So I leave him sleep till
he makes phone call to me.
Let's get started.

        山田さん、おはようさん。
主人はまだ寝ているのよ。
        起きたら、電話するように言ってあるから、
行きましょう。


     ハイヤーに乗り込みます。行き先は、天王寺。
アベノキューズタウンにお買い物。

     その「キューズタウン」で、
     山田と、トレーシーさんが下車。

ハイヤーは、再び、ホテルに戻り、
エンディさんをピックアップに戻ります。

     その間、トレーシーさんのお買い物のアテンドです。
     洋服です。またしても。
     その次は・・・
     ショール。
     
     午後1時、未だ、ご主人から、電話がありません。

(≡^∇^≡)

トレー
シーさん : He's getting up at
       around 1 o'clock half.
       Maybe it'll 2:30 pm he shows up.

       1時半に起きるはずだから、もうそろそろね。
2時30分にはやって来るわよ。


       【お好み焼き】


    待っている間、お昼の
腹ごしらえをすることになりました。
     
トレーシーさん、
お好み焼きに関心を示します。

ハンバーガー


トレー
シーさん : I’ll take the okonomiyaki pancake.
       How about you, Yamada san ?
       お好み焼きを食べようと思いますわ。
       山田さんは、どうします?


山田   : No, not now.
       今はいいです。

    
   トレーシーさん、
   お好み焼きを注文。お召し上がり。
      
   電話が入ります。
   エンディさんは、まだ寝ていて、
   お部屋から出て来られないとのこと。

     ( え?そしたら、一緒に
       昼を取るということは、ありえない。)


   山田、やっぱり、あとから、お好み焼きを注文。
   トレーシーさんのテーブルに
   やってきました。


山田    : Okonomiyaki makes us
a good lunch after all in Osaka.
        やっぱり、大阪は、お好み焼きでんな。


     照れ隠しに、
     わけのからんことを言いながら、座ります。

      ヽ(゚◇゚ )ノ  
                 


      午後も、たくさん、お買い物。
      アテンドのゴタが、トレーシーさんの買った
      買い物袋を持ち歩きます。

      社長夫人と、付き人の関係。

      午後2時30分、ようやく、エンディさんが到着。
      あべのハルカス側の
      牛丼店に入ります。

      (また、食べるんだ。
        この人たち、よくスリムな体型でいられるもんだ。)

     エンディさんは、牛丼特盛。
     オトレーシーさんは、カレー丼並盛。 
     山田、牛丼並。

     ハイヤーは、阪堺線の走る路上で待機。
     松原さんに、テイクアウト用の牛丼大盛り
     を持って行ったら、よろこんでくださった。

      ヾ(@^▽^@)ノ

       
     尚も、ブランドの店お買い物ツアーが続きます。


       ヾ(@^▽^@)ノ

       【 JR大阪駅大丸店、
阪急百貨店。ダブルヘッダー】


     (今度は一体、何のお買い物かしら?)


トレー
シーさん : I need a luggage case.
       Proteca maybe or the one made in Japan.
         
      スーツケース買いますねん。
      プロテカとか、日本製のやつを。



   エレベーターで、6Fだったかに、上がります。

   そこには、たくさんのスーツケースがありました。
   この頃のスーツケースは、
   押さえると、ペコペコ。
   なんだか、すぐに、へしゃげそうだけど、
      ういうものでしょうか。

     あのカバン、このカバン、パカパカ開け閉めすること、
     約15分。銀色のしゃれた
     スーツケースをお選びです。



山田  : The silver color goes very
well with your black attire.
       黒を着込んだあなたには、
よく映りますよ、この銀色が。

トレー
シーさん : Thank you.
サンキュー


    大きな預け荷物用のスーツケースと、
機内持ち込み用キャリーケースをお買い上げ。


    (それはええけど、どないして、
シンガポールに持って帰んねん?)


     ヾ(@^▽^@)ノ               

    ああ、失礼しました。
    この人たちには、超過荷物の支払い金額など、
どうでもいいことなのでした。

    しかも、我々のような
エコノミークラスの20Kg限定
ではありませんでした。
    ビジネスクラスは、30kgまでOKやで~。

    この人たちは、100kgでもOK!


     【道具屋筋】

   北から南へ、南から北へ、大阪の御堂筋、
四つ橋筋を、縦横にハイヤーで、駆け巡る
   不思議な、不思議なツアーです。

   山田、ひとつ、チョンボを犯してしまった。
道具屋筋の閉店は、午後6時なのでした。

   只今、時刻は、午後5時50分。
なんさん通りで、ハイヤーから飛び降り、
   道具屋筋に駆け込みます。


   ここに来れば、暖簾が買える。
タコ焼き用鉄板が買える。
鯛焼き用鉄板が買える。
   何でも買える。

   きっと、面白いから、と言っておすすめしたが、
あちことで、シャッターが半分、
   閉まりかかった。

   そんな中、
からくり爪楊枝入れを見つけて、
   ご機嫌のご夫婦。

   ようやく、山田の顔も立ったというもの。


   箱のボタンを押すと、鳥が水を飲みます。
 ボタンを放すと、鳥が顔を上げ、
   爪楊枝をくわえて、「どうぞ」。

   という、面白いおみやげです。

   お買い上げ~。


   G堺の包丁もお買い上げ。

   税関で、お気をつけ下さいませ。



    【永楽通りのスエヒロ】


   この1週間、ご夫妻が言い続けてきた、

     「しゃぶしゃぶが食べたい。」

   このリクエストに、ようやく、
   お応えするそのときが、やってきました。



ヾ(@^▽^@)ノ    


   国道2号線、北新地、
2番タクシー乗り場にある

「スエヒロ」。

   しゃぶしゃぶ発祥の地
   として知られる、有名な店です。

   

エンデ
ィさん : Yamada san,
how many people did you reserve for ?
      山田さん、何人分、予約しはったの?


山田  : Two of you, of course.
      おふたりですけど。


エンデ
ィさん : No, please make it four.
We'd like to invite you,
       both you and the driver.
      いいえ、4人分予約してください。
あなたがたを招待させてください。


     そんな夢のような、一言があったのです。
     

ヾ(@°▽°@)ノ
        
   
    始めて入るスエヒロの店内。
あちこち、棟方志功の絵で飾られています。
    オーナーの祖父が、棟方志功とは、
親交があったのだそうです。

    さて、堀床式の個室に案内されました。
スエヒロは高級料亭の仲間。

    仲居さんも、みなさん、美しい和服です。

    ご注文は、最高級の牛しゃぶ。
    

トレー
シーさん : For wine, what do you recommend us ?
      ワイン、どんなんありますのん?


仲居
さん  : We have an American wine,
the highest quality of red wine.

     アメリカの極上ワインがありますが。


トレー
シーさん&
エンデ
ィさん : Great.
      すごい。


   そのワインがきました。目の前で、
コルクを抜いてもらいました。

   トクトクトク・・ワインがグラスに注がれます。

   ただ、松原さんだけは、
ハンドルキーパーなので、ウーロン茶でしたが、

   赤ワイン3つ、ウーロン茶1つ、
カチャンと乾杯。かんぱ~~い。

ヾ(@°▽°@)ノ
    

   仲居さんは、英語が話せます。
来月、インドネシアに行かれるそうです。
   エンディさん語るシンガポールの話には、
目を潤ませて、聞き入って
   られました。

   山田も、そのうち、行くぜ~。

   とろけるような肉を食べて、
   至福のひとときが流れます。

   午後7時に入店して、早、2時間半、
そろそろ、おひらきのようです。

   松原さんは、デザートを済ませ、
車を、市営駐車場から回送します。


   担当の仲居さんがお見送り。
   山田、残ったワインを、
お客様からいただいて、持って帰ります。

   
   【午後10時、ホテルにて】

   ホテルに帰着。誰もいません。

カートを持って来て、トランクの荷物を
   積みます。きょうも、
   たくさんのお買い物でした。

   午後10時5分。さよなら、おやすみなさい。


   明日は、いよいよ最終日です.

午前10時のお迎えです。


    おしまい
    山田 錦