2011年  3月17日 (木)



寒気団が、上空に、あります。
今夜も、冷え込みそうです。
では、天気予報を終わります。NHK。


男性客4名、乗車。


山田   : どちらまでですか?


客1
(兄貴風): ふっふふふ。運転手さん、
       わしらは、寒気団じゃ。
       いいか、逆らうと、身のため
       に、ならないぞ。


山田   : 寒気団? 
       あのー、暴力団じゃ、ないのですか?


客2   : そういうことを、口にするんじゃない。


客3   : 兄貴、この運転手君は、
       我々を、なめているようだ。
       ちょっと、教えてやろうじゃないか。
       我々の、怖さを。


山田   : もう、十分、怖いですったら。


客1
(兄貴風): おい、平三、ちょっと、お前の、寒気を、
       このタクシーに吹きかけてやれ!


客4
(平三) : へい。


   ひゅーるりー、ヒュルリララー・・・・

   タクシーの燃料が、凍ってしまって、
   タクシーが、動かなくなった。


山田   : お客さん。燃料切れで、
       動かなくなりました。


客1
(兄貴) : 仕方がねえ。
       おい、平三、お前、降りて、
       後ろから、この車を押せ。


客4
(平三) : 兄貴-。


客1
(兄貴) : がまんしろ、平三。
      これも、寒気団の、修行の、一環だ。

客4
(平三) : へい。


※※ ヾ(@^▽^@)ノ


客1
(兄貴) : 運転手さん、先斗町まで、行ってくれ。


山田   : はい。

※※※  
 

  山田のタクシーを、後ろから、平三さんが、
  押します。ドッコラセ、ドッコラセ。

  チンカラホイ、チンカラホイ、ゴタのタクシーが、
  チンカラホイと、走ってゆく。

  先斗町に、やって来ました。



客1
(兄貴): 運転手君、ここで、いいぞ。いくらだ?



山田  : 2160円です。


客1
(兄貴): 2200円だ。釣りは、取っておきな!
      いいか、我々の、降り立ったところは、
      底冷えが、するのだ。
      今夜は、先斗町は、雪が、降るぞ。
      富士の高嶺に、降る雪と、同じ雪がな
      ガハハハハ・・・。


※※※※


  とか、くだらん、想像は、
  やめにして、日記を書こう。



3月17日 (木)


墨染街道を、山越え。
山は、大亀谷という丘陵地。
中腹に、万帖敷という、集落。

山を越えて、やって来ました。
ここは、小栗栖。さっそく、ご婦人が、乗車。


「すんません。師団街道の、
 葬儀会場まで、お願いします。」


「師団街道の、どの辺りに、なるのですか?」


「伏見稲荷の辺りです。」


「ああ、思い出しました。
 龍谷大学の、近くでしたね。了解しました。」


※※※


 さて、Uターンは、危険なので、そのまま、
 小栗栖街道を、北へ。大岩街道に、
 出て、師団第三軍道に、出ました。

 そして、目的地に、到着。

 「運転手さん、ちょっと、待っててもらえますか?
  このあと、烏丸四条まで、行きますのや。」


 「はい、お待ちいたします。」


※※※※ ヾ(@^▽^@)ノ


待っている間に、市街地図を、広げます。
そして。

(あー、やっぱり。
 これは、遠回りをしてしまった。)


小栗栖街道は、北東から、
南西方向に、延びていて、
山田の、走ったコースだと、
およそ、400円分の、遠回りになります。


※※※

四条烏丸に、到着。


「 すみません、お客様。
 さっき、地図で、確認したのですが、
 1キロほど、遠回りをしていますので、
 400円差し引きさせていただきます。

 メータ-は、3520円ですので、
 400円引いた、3120円で、結構です。」



「 そうですか。ありがとう。
  じゃ、これ、3120円と、それから、
  運転手さんに、これ、
  コーヒー代を380円ですが、取って下さい。」


3500円頂戴しました。
結局、3520円、
そのままを、会社に、納金しました。


コーヒーは、自腹で、飲みに行きました。

※※※※

山田 錦