Don’t want anything but you -35ページ目

Don’t want anything but you

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最近はマクギョムにも手を出し始めました←
注意点などは「初めに」に書いてありますので
そちらに目を通していただければ幸いです

 


平穏な町のおかげもあってか、いつしか俺がヨンジェを傷つけることは無くなっていった。



次の週になってまた俺は、ヨンジェの働く花屋に向かった。ドアを開けるとまた優しく響くベルの音。

「あ、ジェボムヒョン!いらっしゃいませ」

てくてく、俺の方に歩み寄るヨンジェの頭を軽く撫でてやった。

今日は先客が来ていたようだ。若い女性がちらほらといるが、その中に一人だけ目立った男性がいた。俺ほどではないが、高い身長に整った顔立ちで、黒のスーツを着ている。その客にジャクソンが満面の笑みで対応していた。

「おっ、ジェボムさんじゃないですか!お久しぶりですね」

俺に気づいたジャクソンは、話を中断して俺に挨拶をしてくれた。

「お久しぶりですね」

「今日もゆっくり見て行ってくださいね!」

いつも通り元気良く返ってくる返事。

「はい、ありがとうございます」

そしてまた、その男性との話に花を咲かせるジャクソン。少し、分かった気がする。ジャクソンが俺とヨンジェを見ても怪訝そうにしなかった理由が。彼は今までに見たことのないような、嬉しそうな顔でその男性を見つめているから。

「ヒョン、この前言ってたスズラン!」

そう言ってヨンジェは俺の手を引き、スズランの置いてあるコーナーに連れてきてくれた。

「これがスズランです。」

ヨンジェが指さしたものには、
真っ白でたくさんの小さな花がついていた

「これ?」

「はい!」

やっぱり、どこかで見たことがあるこの花。思い出したくても、思い出せない。そんな自分が嫌になる。

「僕が小さかった頃……」

「いっ……」

突如来る頭痛
ヨンジェと出会ってからは、ほとんど無かったのに。

「ジェボムヒョン?」

痛すぎて、立てない

「ヒョン!?」

あぁ……

ヨ、ン、ジェ?ヨンジェ?