ついに今日はJJの本番だ
2人で舞台に出るのは本当に久しぶりで
正直GOT7として舞台に出るよりも緊張していた
「ヒョン、緊張してるでしょ?」
ジニョンはからかうように俺に問う
「別に」
「また強がっちゃってー」
ジニョンはいつもに増してニコニコしている気がした。強がってるのはお前もだろ?
「本番5分前でーす」
スタッフの声が舞台裏に響いて聞こえてくる
「来る、な」
この舞台が終わったらジニョンとの練習日々も終わりか、なんて
少し寂しさすら感じている自分がいた
「これできっと最後だから 楽しみましょう」
ジニョンはやっぱり笑顔のままだ
「ヒョン、おめでとうございます」
唐突にジニョンは言った
「え?」
ヨンジェとのことを、もう知ってるのか?
いや、お互いに誰にも言っていないはずだ
「雰囲気で分かりますよ、雰囲気で」
はは、と笑ってジニョンは続けた後
「僕をフったぐらいなんだから、ちゃんと幸せになってくださいよね」
少し複雑な表情を交えながらジニョンは言った
「当たり前だろ」
そう答えるとジニョンは安心したように微笑んだ
「本番5秒前ー4、」
ジニョン、
「3.2.1」
きっと聞こえないだろうけど
「ありがとう」
バン、という花火の爆発音とともに俺たちはステージに飛び出した
「ヒョン!お疲れ様でした! すっごくカッコよかったですよ」
宿舎に帰ると、ヨンジェは真っ先に俺のところに来て、興奮気味に感想を教えてくれた
「ありがと」
そう言って俺はヨンジェの頭を撫でた
するとやっぱりふふ、と笑ったヨンジェ
今まで色んな人を傷つけたし迷惑もかけた
それに、ヨンジェの事このまま好きでいていいのかなって思うときもあったよ
けど俺、やっぱりヨンジェが大好きみたいだ
「おやすみ」
「おやすみなさい」
最後にそう言って電気を消した
少し寝息が聞こえてくる
……もう寝たんだな
ヨンジェの顔を覗き込むとすごく幸せそうな顔で笑っている。お前、寝てても笑えるんだな
でもそんなヨンジェも、どんなヨンジェでも俺は愛しく感じるよ
「愛してる」
どうしてもお前を見てると言いたくなる。そして一時が経ち、俺も眠りに着こうとしたその時
「ヒョン、寝てる時にそういう事言うの癖なんですか?」
と、むくっとヨンジェは起き上がった
「え、寝てなかったのか?」
寝息も聞こえてたはずなんだけどな…
あんな恥ずかしい言葉聞かれたのかよ……
「そんなに早くは寝ませんよ 僕……そういうのはちゃんと直接聞きたいです」
ムスッとしてヨンジェは言った
その表情の一つ一つが可愛くて仕方ないよ
「ごめん」
「いいですけど……」
そう言ってまたヨンジェは布団に寝そべる
その時俺は隙を狙ってヨンジェにキスをした
「そんな可愛すぎる顔反則だし」
一気に顔を赤く染めるヨンジェ
それからは何も言わずに俺もまた布団に寝そべった。はぁ、本当に幸せだ
こんな幸せな日々がずっと続けばいい
何分か経って眠りに落ちそうになった時
微かに聞こえた気がした
「僕もジェボムヒョンの事、愛してます」
end