吉川氏を支援していた人々を中心に地元の感情的な反発が残るが、参院選後の衆院5区支部長就任は時間の問題-との見方が…云々とある。
別に「自民党静岡衆議院支部」の支部長のままでいいんじゃないだろうか?
「衆院5区支部長」は空席のままでお願いしたい。
以前、立命館大学政策科学部の上久保教授と電話で話したんだけど、
自民党は「日本社会の安定」を目指す政党なので、
今回細野豪志代議士を取り込んだことには大きな意義があった、と教授は言う。
外様扱い、とか書かれてるけどね(苦笑)
細野代議士にとっても、政策を実現させるためには、
自民党という「catch-all party」に飛び込んだ方がメリットがある。
catch-all party、つまり野党の主張する政策を次々と実現してきた自民党。
参議院の選挙戦も折り返しという時期に、上久保教授は
ジャパンタイムスのインタビューに答えて
「自民党は財政支出を増やし、育児支援、その他の社会保障措置を行った。その結果、国民は同じような政策を掲げる立憲民主党のような野党への関心を失っている」と述べている。
既に勝負の帰趨は見えたと言って良い。
自民党は、そうやって日本を安定させてきた。
既得権を持つ人たちや団体にとっては、日本社会が、いつまでも変わらないことが望ましいのだ。
富めるものは益々富む。富裕層は必然的に自民党を支持する。
行き着くところは「貧富の格差の固定化」だ。
だから自民党には二世政治家が多い。
”このままじゃ日本自体が沈没しちゃうんじゃないか心配”
そう聞くと上久保教授は
「自民党が真似できないような、痛みを伴う改革を主張する野党が現れる」
もしくは
「自民党が『デジタルイノベーション党』という党内野党を生み出す」
その可能性について解説してくれた。
「細野さんのような、選挙に強い、ホンモノの政治家が自民党入りした意味は大きいんですよ」
上久保教授のエールに応えるためにも、
「衆院5区支部長」は空席のままで良い。
富士市議会議員 鈴木幸司