富士市議会2月定例会の一般質問が終わりました。
新聞でも一部報道されましたが、
今回「放課後児童クラブ」の問題が取り上げられ、反響を呼びました。
「放課後児童クラブの法人一括運営に向けた移行途中の課題について」と言う質問の中で、
退職する支援員が後を絶たないという指摘がされました。
令和7年度には、
45ある児童クラブすべてが一つの法人によって一括運営される計画です。
その準備段階として
現在20のクラブがその法人に委託されているのですが、
今、ベテランの支援員がどんどんやめてしまっている・・・
そうした問題が明らかになりました。
その議論の中で、
「年間育成支援計画」が、現場の支援員に情報共有されていないことが判明。
いや、それどころか、
一括委託を受ける法人が作成すべき「年間育成計画」のかわりに
20あるクラブの支援員が作成した「年間行事予定」を提出していたとのこと。
くだけた言い方をすると、
下請けが作った書類を束にして、元請会社がそのまま提出していた。
つまり年間育成支援計画は下請けに丸投げだったわけです。
法人側の仕事を押し付けられ、責任ばかりが重くなる・・・
そこが、ベテラン支援員の大量退職に繋がっているのではないか。
また、法人側の責任者であるエリアマネージャーも
今回退職するのではないかという話もあります。
市長答弁は
「市が調整役を担う必要がある。今の状況を見ると、少し法人側に偏った立ち位置だったかもしれない。今回厳しい指摘を受けた。今後支援員を交えて、法人側と話し合っていきたい」
というものでした。
来週からは、文教民生委員会において、
放課後児童クラブに対する予算案の審議も始まります。
放課後児童クラブ運営管理費 ¥384,522,000-
これをそのまま通してよいのか?
委員会での議論に注目していただきたいと思います。