新型コロナの新規感染者数が一日当たり1万5千人を超えた。
静岡県も、まんえん防止措置の対象に指定されるとのこと。
また、飲食店を中心に、営業休止に追い込まれる店が増えるのだろう。
GDP損失で換算すると、一日当たり800億円の富が失われることになる。
リスクを取らなければリターンは得られない。
だから英国はあらゆる規制を解除し、
国民を通常の生活に戻すことを決断した。
その英国の
現在の新規感染者数は連日2万人。しかし死者は20人。
日本もこれから連日1万5千人から2万人と増えていくのだろうが、
死者数は1週間の移動平均で10人以下だ。
つまり、ワクチン接種の効果と、医療従事者の懸命の努力で
日本はコロナによる犠牲者を抑え込むことに成功している。
菅首相は医療逼迫を理由に、
コロナの入院制限を課そうとしている。
愚策である。
今やるべきは新たな制限ではない。
政府は、いたずらに戦いを避け、かえって戦禍を拡げようとしている。
今やるべきは、
関東と関西に自衛隊による野戦病院を設置し、
重症・中床用病床を拡大させることだ。
これは3カ月も前に
立命館大学政策科学部の上久保教授によって政策提言されている。
上久保教授のブログより引用する。
「病床は、関西圏は伊丹・宇治を合わせて、関東圏は朝霞に、重症用病床500床、中症用病床2000床をそれぞれ設置する。野戦病院としては規格外の大規模なものになるので、全国の自衛隊病院に約1000人ずついる医官、看護官から可能な限り集約する」
「自衛隊は、東京と大阪に設置されるワクチンの大規模接種センターに医官と看護官を派遣することになっている。防衛省は医官80人、看護官200人の派遣と発表しているので、人数的にワクチン接種と野戦病院の両立は問題ないだろう」
コロナとの戦いに負けてはならない。