もう風も吹かない | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 演劇『もう風も吹かない』を見ました。すごいの一言。これまで、『ソウル市民』『冒険王』『火宅か修羅か』『ヤルタ会談』など、いくつかの平田オリザさんの作品を見てきましたが、この作品が一番インパクトがありました。完成度の高い脚本と演出は圧巻でした。
 葛藤する海外青年協力隊候補生を演じた役者も良かった。私にもああいう頃が確かにありました。
 途中、沖縄まで踏み込んだのには唸らされました。様々な経験をしてきた副所長の「とにかく行ってみることだ」という言葉は、私には若者への応援歌に聞こえました。協力隊の個別の評価は分かれたとしても、私は未来を切り開こうと行動する若者を応援したいと思います。
 平田オリザさんの作品の設定では、日本の財政破綻と円の暴落は2025年あたりとのこと。10年前にすでにこの作品を書いていることに驚きます。現状はより深刻になっています。政治家として、財政破綻と円の暴落によって日本の信頼が失墜するのを阻止しなければなりません。帰り際、平田オリザさんから、「しっかり頑張ってください」と穏やかながら厳しいひとこと。その通り(細野豪志@11/18)

 演劇の経験はまったくありませんが、音声とか照明とか裏方の仕事をやらせていただいたことがあります。
 手話をやりながら講演をすすめる「手話パフォーマー」の先生が、JC青年の船「とうかい号」で、船上授業をするという企画でした。私たち「研修委員会」のメンバーは毎晩遅くまでリハーサルをして、次の日のパフォーマンスに備えるわけです。
 ライトや音楽がピタリとはまると、ほんとうに観客と一体になった気がして、ものすごい快感を覚えたことを憶えています。船を降りる時、先生から「君、演出の仕事をしてみる気はないか」と誘われましたが、笑ってお断りしました。
 20年以上前の話です。その当時から、自分は裏方の仕事のほうが似合っていると思っていましたが、世の中どこでどう変転するものか予想はつきません。実は最近「杉山直」先生のもとで「新朗読」というパフォーマンスを学んでいます。
http://shinroudoku.web.fc2.com/
 一昨年、「新朗読の会」という勉強会も発足したわけで、現在そこの会長を仰せつかっています。 
 練習は毎月第4金曜日の19時から2時間、フィランセの福祉学習室にて。
 春と秋には発表会もします。まあ、だいたい直先生を見に来る人たちなんでしょうが、今年は富士市交流プラザのホールを満員にし、少し自信を取り戻しました。(最初は暗記するのに必死で、「学芸会レベル」だと妻から酷評されたんですよ)
 
 もしもご興味のある方がいらっしゃれば、ご連絡下さい。
 一緒に「新朗読」をやってみませんか?
 『朗読』の既成概念にとらわれず演劇・音楽・ライティング・映像を融合させ、文学作品を暗誦により表現・伝える新感覚朗読劇。
 音と光と映像に臨場感溢れる語りをのせ、「声に出す楽しさ」「話すことの楽しさ」「表現する楽しさ」「日本語の大切さ」を文学を鑑賞する感動と共に、多くの方々に知っていただくことを目指しています。

富士市議会議員・建築士 鈴木幸司