データで見る静岡県内35市町の過去10年間の経済成長率 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 先月、静岡市の産学交流センターで、法政大学大学院静岡サテライトの研究発表会が開催され、「データで見る静岡県内35市町の過去10年間の経済成長率」が公表されました。気になる富士市の順位は、35市町のうち21位という、真ん中より少し下といった所です。

先に引退を表明した鈴木尚富士市長は、その任期中手堅い市政運営を続けました。リーマンショックがあったにもかかわらず、この10年間、富士市の経常収支比率は常に70%台を維持。成長力ランク上位の市町で、こうした健全経営を続けられた市町はほんの一握りです。他はどこも、借金を積み重ねながらやりくりしているのが現状、クルマの運転でいえば必死でアクセルを踏み込んでいる状態なのです。
 その一方で富士市政はこの10年間、事故がないように慎重にハンドル操作をし、安全運転に気を配ってきました。

 しかし、その健全経営にもかげりが見え始めました。富士市は紙パルプ産業を中心とした工業都市として発展してきたことは確かですが、直近10年に限って言えば、市の総合的な経済成長力を上げるために必要な施策としては、小売業や農林水産業の振興が重要だったということがこのデータから解ります。そこが富士市という街の弱点なのです。

 もうひとつのデータを示します。今年「富士市の魅力度」は前年170位から96位へと一気に上昇しました(地域ブランド調査2013:ブランド総合研究所)。この一年間の「魅力度伸び率」では全国第3位にランクイン。富士山の世界文化遺産登録の効果がこんなところに現れてきたわけです。
 地域ブランド力の上昇は、今後必ず「経済成長力」の上昇へとつながります。
 本年12月22日には富士市長選挙も予定されています。次の市長候補者がどのような政策を掲げるか、慎重に見極めてまいりたいと思います。

富士市議会議員 鈴木幸司