選挙戦術としては当たり前 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 候補者が選挙中の貴重な時間を確保していた討論会のドタキャンは異常です。

 今晩、三重で予定されていた討論会が当日になって中止になったのは、自民党候補の出席拒否によるものであることが分かりました。民主、維新、共産の候補が出席予定であったことを私自身が確認しました。
 不可解なのは時事通信が、民主党の問い合わせに対し、「多面的な準備や配慮が不足していた」と自己批判していることです。なぜ、ここまで自民党をかばうのか? TBSへの出演拒否といい、今回の件といい、自民党がメディアへの実質的な圧力を強めているのでしょう。非常に嫌なものを私は感じます。

 13日に予定されていた愛媛、14日の滋賀、15日の岩手の討論会も、自民党候補が出席を拒否したことが原因で中止となりました。各党に直接確認しましたので、間違いはありません。
 都合がつかなくなったという説明をしている自民党候補者がいるようですが、それは違うと思います。中止の連絡が各陣営に入った時間帯は、民主党の候補が出席を予定していた三重、滋賀、岩手ともに今日の昼の12時から13時過ぎ。討論会への出席拒否は、自民党本部の方針と見て間違いなさそうです。(細野豪志@7/12)

 民主主義の大先輩であるアメリカでは、こうした討論会の結果が有権者の投票行動に大きく影響する。今回は初のネット選挙解禁ということもあり、自民党がメディア露出を避けたと見ていい。
 とはいえ、圧勝が予想される自民党にしてみれば、戦術としては当然のことで驚くにはあたらない。未熟な候補者が失言などしようものならネットで何度も流されてしまうからだ。
 例えば今朝の「サタデーずばっと」で、自民党の出演者は年金のマクロ経済スライドに対する設問に対して「政府のやることと党の考え方はちがう」とさらっと言ってのけた。少し説明すると、物価上昇2%は自民党の公約だが、年金支給額は来年下がってしまう・・・この現実を指摘されて「決めたのは政府だが、物価上昇にあわせて年金は上げたほうがいい」とまるで野党であるかのようにシラを切りとおした。この鉄面皮ぶり…むしろ天晴れ。
 投票日まではこの低姿勢が続く。国民の審判まであと8日。