政府、区割り法案提出へ=再議決辞さず、野党反発
(時事通信 4月12日 4時17分配信)
政府は12日午前の閣議で、衆院選の「1票の格差」是正のため、小選挙区を「0増5減」して区割りを変更する公職選挙法改正案を決定した。この後、衆院に提出する。与党は違憲状態の速やかな解消に向け、6月26日までの今国会中の成立を図る方針。制度の抜本改革と切り離して改正案を先行処理することに野党が反発しているため、憲法の「みなし否決」規定に基づいた衆院での再議決も想定、今月26日までに衆院通過させる構えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000013-jij-pol
ビッテンフェルト率いる黒色槍騎兵艦隊に中央突破を許し、
絶体絶命。自由惑星同盟のピンチを救ったのは、
またしてもヤン提督率いる第13艦隊だった。
・・・てな調子で小説・銀河英雄伝説は続くのですが、
春爛漫のみぎり、皆様にはいかがおすごしでしょうか。
さて、石破幹事長もしびれを切らし、中央突破を決意したようです。
衆院での再議決が可能なのですから、自民党としては当然の結論です。
では民主党はどうすべきなのか、
違憲状態の解消をいつやるのか?
・・・
今でしょう!
高裁で「憲法違反・選挙は無効」という判決まで出たんです。
現在の議席の正統性を担保するためにも、
「0増5減」を成立させ、その後
自民党を「抜本改革」の話し合いの席に着かせるべきです。
実は最新の人口統計では、「0増5減」を行なっても違憲状態は解消できないことが判明しています。(そして「定数の1割削減」は自民党の公約です。思い出してください、民主党が何故惨敗したか。国民との約束を守れなかったからです。「公約を守れないなんて大したことじゃない」と言える首相は小泉さんくらいのものです)
石破さんは比例区を180から30削減して150とし、
尚且つ、そのうち「60は少数政党への優先枠」だという自民党案を掲げています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130411-00000104-san-pol
相手を話し合いの場に引き込んでおいて、
民主党は一転して、この自民党案を「丸呑み」する。
それまでは後退に次ぐ後退を続ければいい。
ビッテンフェルト艦隊の末路は、まあ銀英伝を読んでいただくとして。
・・・
今回の違憲判決は司法が業を煮やして、立法府に突きつけたものです。
そして自民党の「60議席の優先枠」という少数政党優遇策、これも明らかに憲法第14条に抵触します。
この制度で総選挙を行なうと、60人の「違憲議員」が生まれるということです。
この60議席は憲法違反、選挙は無効だという訴訟を受ければどうなるか。
自民党案が新たな違憲状態を生む・・・
議会の正統性(Legitimacy)を保つために、
優先枠の廃止を訴えることで、
民主党案に近い「小選挙区295、比例区90」を勝ち取れます。
こうして「衆院議員の定数削減については、選挙制度の抜本的な見直しについて検討を行い、次期通常国会終了までに結論を得た上で必要な法改正を行います」という安倍さんとの約束は、近いうちに果たされることになります。
・・・とまあ、そういうアイデアはいかがでしょうか?