諏訪神社例大祭のこと | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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浜通りにはまだこんな風景も残っている。
人の暮らしの臭いの無い
そんな無人の区画を進んでいく。
 
一緒に担いだ地元の若者が
「ここは通りたくない・・・」
と呟くように口にする。

 
「ここで一人、あそこには三人も・・・」
たくさんの遺体を収容した場所だそうだ。
 
神輿は進んでいく。
諏訪神社の天孫降臨伝説にならって、
先頭を猿田彦が神々を導く。
  

(この天狗のような装束が「猿田彦」)

私は「科学」を信奉するものですが、
ここの風景に浸ると、
何度も心が折れそうになります。
願わくば、天孫再び降臨し、 
この人たちを守ってほしい。
 
何故、この人たちばかりが、
こんな目に遭わなければならないのか・・・
神様ってのは人を試すものなのか・・・
 
平安時代、貞観の大地震の時も
この集落は津波に沈んだ。

その時壊れ残った太平洋プレートは
その10年後に関東直下型地震を、
そしてそのまた10年後に、
東海・東南海・南海三連動の大地震を惹き起こす。
 
東京の繁栄が、
東北の人たちの犠牲の上に成り立っていたのだとしたら、
今度試されるのは私たちなのかもしれない。
 
富士市議会議員 鈴木幸司