入学式に思うこと | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

細野豪志サポーターズクラブ「豪衆会」は新規会員を募集中です。

昨日、地元の小学校そして中学校の入学式に出席させていただきました。
この日を心待ちにされていた親御さま方には、あらためて「おめでとうございます」と言わせて下さい。

先月、伝法小学校の卒業式にも出席させていただきました。
その時、大きな音の中を必死でがんばって、みんなと一緒に卒業して行ったひとりの女の子がいましたが、その子の姿を吉原一中の入学式では見ることができませんでした。
 
無理して頑張らなくていいんだよ。
それは障害じゃない。それは君の立派な個性だから。
 
実は僕も程度の差こそあれ同じ個性を持っています。
人の言うことを真に受け、大きな音に敏感で、いわゆる空気が読めなくて、お母さんはとても心配して、病院で自律神経失調症の診断を受けたことがあります。
僕は東京理科大学という学校を出ましたが、小学生の時「九九」が覚えられませんでした。
論理学としての数学は今でも大好きですが、当時は
「ニニンガシ」「ニシガハチ」といった呪文の前で立ち往生してしまいました。
サブロクもロクサンもどうして同じジュウハチになるのか必死で悩みましたが、
先生は「暗記しなさい」というばかりです。
微分積分をやる頃になって、「ああ、面積のことなんだ」って気がついて、どちらもジュウハチだと腑に落ちました。だから今でも、僕にとって一番大事なのは「納得」することです。
 
お勉強や人付き合いでつまづく事もあると思うけど、個性を生かして、自分の好きな道を進んでください。
君の未来は輝いているんだよ。困った時はおっちゃんにも相談してね。
 
待ち時間があったので、吉原一中の図書館で松井信太郎著
「富士山溶岩流の研究2006~2009‐富士山溶岩流の流下予測3‐」 
という論文を読ませていただきました。
松井君が在学中に日本学生科学賞中学生の部で環境大臣賞に入選した研究論文です。

これはすごいです。
読み応えがありました。受賞までのエピソードの中の「指導教諭」についてのくだりでは、クスっと少し笑いました。
天才かどうかは解りませんが、
松井君は富士高に進学した後も研究を続け、昨年の日本学生科学賞高校生の部でも環境大臣賞をとっています。
つまり努力を続ける才能には恵まれているわけです。

自分が夢中になれるものを見つけた松井君、
 頑張れ!
いつか、あなたの研究が日本を救うかもしれない。

今日は、二つのエールを小さな後輩たちへ贈ります。

富士市議会議員 鈴木幸司