軌道エレベータ構想素材となるカーボンナノチューブは日本人の発明。現在、人類を宇宙空間へと輸送する手段はスペースシャトルなどの化学ロケットしかない。 ロケット燃料そのものが有害物質。環境を汚染しながら、その輸送コストは1kgあたり100万円。その一方、軌道エレベータで重力の井戸から解き放たれるために必要なコストは、1kgあたり2万円と激減する。大林組の試算では40年かかるとのことだが、国家プロジェクトとして年間1兆円の予算を組んで取り組めば、10年で実現できるとも言われる。