金正日総書記死去 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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金正日総書記死去(朝鮮中央TV)
 北朝鮮の朝鮮中央テレビ19日正午からの緊急放送で、最高指導者の金正日総書記(69)が17日に、現地..........≪続きを読む≫

 さて、久しぶりの時事ネタ。金正日国防委員長が死亡した時日本では、韓国の大統領が日韓基本条約で解決済みの問題を持ち出して、しかもわざわざ記者が退席するタイミングを見計らって、自分の選挙のために猛アピールしていた。ところが、こんな大事な時に外国に出かけて行って何をしているんだと韓国国民からの批判を浴び、日本も選挙を控えた韓国大統領とは関わっちゃあいけないという教訓を得た。
 もっとも死去を事前に察知できなかったのは、驚いたことに米国も同様だったようで、51時間も権力の空白があったことから、「金正日暗殺説」が取りざたされている。うーん、どうなんだろうか。
 
 結局、金日成、金正日、金正恩と金王朝は三代続くことになった。初代金日成は、ある時はソビエトから、またある時は中国から、両者を天秤にかけることによって双方からの援助を獲得しつづけた。
 2代目金正日は、ソビエト崩壊後の天秤の片方を日米露韓に求めた。そのためには中国の目を盗み、核開発だってやりとげた。ミサイルをぶっ放し、脅威を与えるそぶりをみせては6カ国協議を持ちかけ、石油と栄養をせしめた。
 そして3代目金正恩はどうするのだろうか。さっそく中国がその後ろ盾にならんと声を上げた。地政学的に北朝鮮は絶妙な位置にある。北朝鮮が中国の一つの州になるとすれば、ロシアはそれを阻止する為に動くだろう。もはや後戻りはできない。
 金正恩は先代、先々代同様のバランス感覚を発揮することができるのか、慎重に見極める必要がある。権力の掌握に失敗し、軍が「親中国派」と「親ロシア派」に分かれるようなことになれば、政権は崩壊する。バランスを取るためには、一人の権力者が、時に応じて二枚舌を使いこなすという難しい舵取りが要求される。だから「王朝」は必要だったし、3代に渡って続いてきた。

「売家と唐様で書く三代目」…三代目の幸運を祈ろう。

yan