被災企業、富士へ | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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東日本大震災:被災企業移転補助、第1号は宮城・石巻の「富国工業」/静岡
 ◇脱水装置製造の工場が適用第1号
 東日本大震災で被災した企業の県内への一時移転に補助する新制度について、県は21日、宮城県石巻市にある製紙業向け脱水装置メーカー「富国工業」(本社・東京都)の工場が適用第1号になったと発表した。
 県企業立地推進課によると、富国工業は県東部の製紙メーカーと取引があり、石巻工場は同社の主力工場。震災で工場が全壊し、製造機械が津波の浸水被害を受けた。全面復旧が困難なため、機能の一部を富士市内の製紙機械メーカーの工場内に移転した。
 補助額は500万円で、11年度分の建物賃借料の一部という。
 この制度は、5月の補正予算で創設された。県内企業と取引がある被災地の企業が、県内に事業所を一時的に移転し、業務を再開する場合に、建物の賃借料や機械設備などの移転経費の一部を補助する内容。サプライチェーン(部品供給網)の確保による県内企業の操業の円滑化と、被災地支援の一環で7月から募集し、同社を含む2社が申請した。(毎日新聞 11月22日配信)

 紙パルプの生産量では日本一の座をとっくに譲り渡した富士市。でも製紙会社の数だけはいまだに日本一のはずだ。それだけ中小企業が多いということだけれど、製紙関連、つまりこうした機械をつくっている会社も数多く存在する。製紙に関する技術は、この街に集積されている。今回ご縁のあった「富国工業」さんの技術も、富士に回帰し、新しく根付く機会を得た。
 富士は日本のミラノになれる…と書いたことがある。かつて紡績・繊維産業の技術が集積していたミラノは、生産拠点が次々とアジアに移る過程で、世界のデザインセンターとなる道を選んだ。
 同様に、富士に集積している生産技術は、また違った産業へと飛躍する可能性を持っている。若い人たちの前途には、チャンスが転がっている。僕は本当にそう思う。

富士市議会議員 鈴木幸司