9月定例会一般質問終わりました | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 山梨学院大学法学部政治行政学科、江藤俊昭教授が地方議員セミナーで力説していたのが以下の3点。

「議会の代表である議長と地方公共団体の代表である市長が対峙するのが二元代表制」
「市長が一番恐れているのは、議会が一つにまとまること」
「一つにまとまらせないために、一般質問でガス抜きする」

 馴染みが薄いかもしれませんが、江藤教授は「議会基本条例」のパイオニアです。今も「似非基本条例に気をつけろ」と警鐘を鳴らし続けています。
 
 江藤さんには「ガス抜き」呼ばわりされてしまいましたが、有権者の声を直接、行政にぶつけられるのが一般質問であることには間違いないわけで、今回も10月5日に登壇させていただき、「入札制度改革」「都市活力再生本部」について伺いました。

(富士市議会のサイトで録画が見れます)
http://stream.fujicity.jp/gikai/20111005.wmv
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井上保・小沢映子・笠井浩・鈴木幸司・小池義治(敬称略)という順番です。

 議会には、一年生議員の私たちには理解できない「しきたり」があります。注意を受ける度に会派代表の横井さんが「お詫び」に歩くわけですが(まあ大抵は私が悪いんですけど)いまひとつ得心がいかないのが、今回、当局に対して
「ありがとうございます」及び「教えて下さい」
という言葉遣いをやめるように指導を受けたことです。

 議会を代表する「議長」と、地方公共団体を代表する「市長」が対峙するのが二元代表制であり、双方に優劣の差はない。
対等の立場であれば
「ありがとうございます」「教えて下さい」
という言葉は使うべきではない…という理論だそうです。

 しかし、地方自治法の第121条には


 普通地方公共団体の長、教育委員会の委員長、選挙管理委員会の委員長、人事委員会の委員長又は公平委員会の委員長、公安委員会の委員長、労働委員会の委員、農業委員会の会長及び監査委員その他法律に基づく委員会の代表者又は委員並びにその委任又は嘱託を受けた者は、議会の審議に必要な説明のため議長から出席を求められたときは、議場に出席しなければならない。

とあります。
 当局の部長さんたちは、議長の要請を受け「議会の審議に必要な説明のために」出席しています。
 年長者から説明を受けた時に「ありがとうございます」という言葉が出るのは、自然な感情の発露だと思うのです。しかし今後は「ありがとう禁止」です。
 傍聴にお見えになる皆さん。そして議会モニターの方にうかがいます。こうした「議会言語」、市民の目から見て、どのようにお感じになりますか?

富士市議会議員 鈴木幸司