「フッコとチーボー」(復興と地域防災を考える会) | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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以下のボランティアツアーをきっかけに
[復興と地域防災を考える会]が発足しました。


【緊急企画】福島第一原発 周辺被災地
現地支援及び視察 

目 的:
 福島第一原発から約30キロ離れた福島県いわき市。その中で最も福島原発に近い地区「久之浜」の復旧が遅れている。地震+津波+火災+放射能リスクに苦悩する住民の方々のニーズヒアリング調査を地元の方々と協力して実施しつつ、もともと久之浜と「海と山の交流」がある母畑温泉のまち石川町に宿泊して両地域を支援する。さらに、いわき市のボランティアや被災地の方々との交流を通じて、現地で何が起こっているのか体感し、現地の支援体制づくりの一助となることを目指す。また、浜岡原発に代表される今後起こりうる津波や原発の災害対策を勉強する機会にも位置づける。

対 象: 約40名(地方議会議員中心、一般参加は応相談) 最小催行人員30名
参加費: 28,000円(税込) 内訳:1泊3食 往復バス + 防護マスク(2種類)+ 資料代
日 程: 2011年5月21日(土)~22日(日)1泊2日

初日は、いわき市「久之浜」地区

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「地獄を見ました」…
久之浜で唯一焼け残った神社の宮司、高木さんの話です。
「中途半端な防波堤は、かえって災いをもたらしました。
引き波が逃げ場を失い、集落を巻き込みながら渦を巻き始めたのです。
その中で火の手が上がり、火災が広がりました。
どーん!というプロパンガスのボンベが爆発する音が、
その晩はずーっと聞こえていました」
 
フッコとチーボー(復興と地域防災を考える会)のメーリングリストで
その後の髙木さんからの電話相談が送信されてきました。

「状況は全く変わっていない。僕の力ではどうにもならない。人出がほしい。(石川町の人はあれから来ていない)僕らは一体どうなっていくんだろう」
「いわき市は安全宣言が出されたにもかかわらず、人は戻ってきていない。行政の手が全く入ってきていないこの地区の状況をいったい誰が把握しているんだろう」
「みんなの心が荒んで、物資も必要でない人が要求したり、要求がどんどんエスカレートしてきている。僕の所では既に統制できる段階ではない。物資ももう余っている。ほしいものは手に入るようになっている。何も要らない」
「地元では葬式が増えている。避難所生活の中で、環境の変化に対応しきれない人が亡くなっていく。
「線量計も個人情報レベルでは相手にしてもらえないから無駄だと思う。この久之浜、末続のことを明るみに出してほしい。報道が来てほしい。行政のバックアップがほしい。お金も僕がもらってもどうやって公平にしたらいいかわからない」

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その晩は石川町の宿に泊まりました。
そこには被災者の方たちも宿泊しています。
その晩、埼玉県食肉組合の方々が支援物資として牛肉を届けてくれました。

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「組合長と横井議員」
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「石川町長と古長谷三島市議」
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福島県石川町のみなさんと一緒にボランティア活動
「はたらくおじさん(笠井議員)」
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女性陣は住民からの「ヒアリング調査」。
男性は「ガレキの片付け」や「泥のかき出し」といった作業に従事。
ボランティアも2回目だと、安全靴は必需品。
釘を踏み抜いて足を引きずる古長谷くんの代わりに、
私が先頭に立つハメになりました。

家具とか畳とか、もうぐちゃぐちゃです。
中には仮面ライダーカードとか
お宝フィギュアとか

生活感あふれるガレキの山を、
重機の入る広い道路まで運び出します。
 
夢中でガレキに手を突っ込んでいたんですが、
途中で、何か、髪の毛のような感触が手に・・・
思い切り引張りだすと・・・人形でした。
 
怖いです。

そんな中を広報車が
「本日の放射線量は〇〇マイクロシーベルトです」
と放送しながら通り過ぎて行きました。

久之浜はいつか復興できるんでしょうか。
高木さんは最後にポツリと漏らしました。

「誰も帰って来ません。このまま限界集落になっていくのかな」


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