福島第一原発1号機海水注入中断事件の真相 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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国会の今の風景は、
福島の被災者にとってはどうでもいいことを、
延々と議論しているように見える。

あとで振り返るために、
「福島第一原発1号機海水注入中断事件の真相」
という佐々木敏さんの記事を残しておく。

 福島第一原発1号機海水注入中断事件の真相は「3月12日、現場が予想外に早く注入を開始したが、東電本店がそれを政府に報告せず、政府の再臨界論議を小耳に挟んだ本店が勝手に拡大解釈して、誤って現場に中断命令を出した」だけ。
 東電本店の奴らは自分達の判断ミスを隠蔽する為に、統合対策室の細野氏に「政府(斑目氏)が海水注入により再臨界の“危険性”があると言ったと聞いたから」と当時の思い込み通りに報告し、斑目氏は「そこまでは言ってない」と訂正。たったこれだけの話。
 3月12日当時、現場が現場の判断で海水注入を予定より早く始めたのを開始時点で政府が知らないのは当然。自民党が作った原災法がザル法で、東電には事実上報告義務がない。そこで3月15日に総理は超法規で統合連絡本部(現統合対策室)を本店内に作り、以後、東電の隠蔽はほぼ不可能になった。
 「海水注入中断事件」なんぞ、原災法の条文の罰則規定を読めば「政府でなく東電本店の判断ミス」と簡単にわかる話。この程度の事で延々と国会審議などするな。「野党不信任案」を出したいぐらいだ。
 発災直後の雑誌報道の通り、直後に菅総理と米軍は海水注入で廃炉にすべきと思ったが、東電と斑目氏らの「原子力村」が「海水入れると危険」と嘘を言って総理を騙した。斑目はその嘘を嘘と認めたくない為いよいよ海水注入しかないとなった時に「再臨界の可能性はゼロではない」と蛇足発言。
 東電と斑目氏らの原子力村の連中は当初「一基数千億円の原発を廃炉にするのは勿体ない」と総理を騙して海水注入を妨害してるが、それを認めたくない。マスコミは「なんでも総理のせいにしよう」という予断を交えて報道するから、かえってわかり難い。